東京23区の治安を徹底比較!犯罪発生率ランキングと被害を防ぐ安全対策

公開日:2026年6月26日

東京23区の治安を徹底比較!犯罪発生率ランキングと被害を防ぐ安全対策

日本の首都である東京は、国内で最も多くの人が集まり、経済活動も活発な場所です。その反面、人が集まる場所にはトラブルも発生しやすく、犯罪発生数は全国で最多となっています。 しかし、東京全域が危険というわけではありません。エリアによって治安の状況には大きな差があり、犯罪の種類や発生傾向も異なります。

安全な生活を守るためには、イメージだけでなく客観的なデータに基づいてリスクを把握し、住む場所の特性に合わせた対策を講じることが重要です。この記事では、東京23区の犯罪発生率ランキングと併せて、東京特有の犯罪傾向や被害に遭わないための具体的な防犯対策についてご説明します。

統計データで見る東京の治安の現状

まずはイメージや印象ではなく、客観的な数字に基づいて東京の治安を確認しましょう。警視庁や警察庁が公表している統計データを見れば、東京の治安の実情や、どのような犯罪に注意すべきかが見えてきます。

東京都の犯罪発生件数は全国最多

警察庁の統計によると、東京都における刑法犯認知件数は、全国の都道府県の中で最も多い数値を記録し続けています。

出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」図表:1-5-1(都道府県別刑法犯認知件数)

ただし、刑法犯認知件数が全国で最も多いからといって、東京都の治安が極端に悪いわけではありません。東京は他の都道府県と比べて人口が多く、昼間の経済活動も活発な都市であるため、刑法犯認知件数が多くなっています。では、東京都ではどのような犯罪が多く発生しているのでしょうか。

東京で頻発する主な犯罪手口

警視庁の統計データをもとに、発生件数が多い犯罪や、近年警戒が強まっている手口についてご説明します。

窃盗犯

都内の刑法犯認知件数において、全体の6割以上という圧倒的な割合を占めているのが窃盗犯です。駅前や住宅街での自転車盗難、店舗での万引きをはじめ、留守宅を狙う空き巣、駐車場での車上荒らしなどが含まれます。日常生活を送る中で、最も遭遇する確率が高い犯罪といえます。

粗暴犯

暴行や傷害、恐喝といった、相手の体に直接的な危害を加える犯罪です。新宿や渋谷、池袋といった巨大な繁華街や、酒類を提供する飲食店が密集するエリアで件数が多くなる傾向があります。

知能犯

オレオレ詐欺や自治体職員をかたる還付金詐欺、架空請求といった詐欺犯罪を指します。犯行の手口は時代とともに巧妙化しており、固定電話を持つ高齢者層だけでなく、スマートフォンやSNSの利用に慣れた若年層もターゲットにされています。

風俗犯

違法な賭博やわいせつ行為などの犯罪です。闇カジノなどの賭博事犯は、繁華街の雑居ビルなどでひそかに行われており、犯罪組織の資金源になっているとの指摘もあります。また、公然わいせつなどの被害は、人通りが少なく死角の多い公園や路地裏で発生するケースが目立ちます。

凶悪犯

不同意性交(旧・強制性交等)や強盗、殺人、放火といった、人の生命や心身に深刻な被害を与える犯罪です。他の犯罪種別と比べると発生件数は多くありませんが、ひとたび起これば被害が重大になりやすい特徴があります。近年では、SNS等で実行役を募集する「闇バイト」に関連し、一般住宅を狙った強盗事件も発生しています。

出典:警視庁「令和6年版東京の犯罪」

【ワースト10】東京23区で治安が悪いエリアランキング

刑法犯認知件数を各区の住民基本台帳人口で割って算出される、「犯罪発生率」が高い区を見ていきましょう。犯罪の数だけではなく、人口に対する割合を見れば、各区における犯罪遭遇リスクの違いが明確になります。

※本ランキングは「危険度」を示すものではありません。

1位:千代田区

多くの企業が集まるオフィス街のため、昼間のにぎわいに反して、夜間に生活している居住者の数は非常に少ないエリアです。犯罪発生率は住民数を分母に計算するため、住民が少ない千代田区は、統計上の数値が23区内で突出して高くなりました。発生している犯罪の多くは、区内の商業エリア等で発生する万引きや置き引きなどの窃盗被害です。

2位:新宿区

刑法犯認知件数の実数だけで見れば、新宿区はワースト1位を記録し続けており、人口比で見る発生率においても上位に位置しました。日本最大級の歓楽街である歌舞伎町周辺でのトラブルが件数の大半を占めており、駅から離れた住宅街とは治安の状況が異なります。場所によって安全度が大きく変わる二面性を持った街だといえるでしょう。

3位:渋谷区

日本を代表する繁華街があり、昼夜を問わず若者や観光客でにぎわっています。不特定多数の人が密集するため、喧嘩などの粗暴犯や、スリ・置き引きといった路上での窃盗被害が発生する頻度が高めです。特に、イベント時には人が殺到し、多くのトラブルが発生します。

4位:台東区

上野や浅草といった有名な観光名所があり、国内外から多くの旅行者が訪れます。観光地特有の混雑に乗じた、スリや置き引きなどの窃盗被害が多く発生しています。多くの人が行き交う活気は街の魅力ですが、同時に犯罪者にとってもターゲットを見つけやすい環境をつくり出しています。

5位:豊島区

池袋駅周辺には多くの商業施設や飲食店が立ち並び、新宿や渋谷と同様に多くの人が集まります。繁華街での犯罪件数が区全体の数値を引き上げており、発生率が高くなる要因となりました。一方で、駅から少し離れれば静かな住宅街も広がっています。

6位:港区

六本木や新橋といった夜の街としての側面がある一方で、青山や麻布などの高級住宅街も広がっています。繁華街では深夜帯のトラブルが起きやすく、住宅エリアでは富裕層を狙った侵入窃盗が発生しやすい状況があります。昼夜で人の流れが大きく変わる地域が多い区です。

7位:中央区

銀座や日本橋など、日本屈指の商業地が広がっています。百貨店や高級ブランド店が立ち並ぶエリアでは、万引きなどの窃盗被害が多く報告されました。千代田区と同様に、商業地域やオフィスが多く、定住している人口は比較的少ないため、人口に対する犯罪発生の比率が高くなる傾向があります。

8位:墨田区

東京スカイツリーには連日多くの観光客が訪れ、錦糸町駅周辺の繁華街も昼夜を問わず混雑しています。観光地と繁華街という、人が密集するエリアを複数抱えているためトラブルが起きやすく、犯罪発生率も高くなっています。

9位:葛飾区

繁華街でのトラブルは比較的少ないものの、自転車盗難の発生率が高い区です。駅前の駐輪場だけでなく、戸建て住宅やマンションの敷地内でも被害が出ており、施錠されていない自転車が盗難の対象になるケースも多く見られます。

10位:足立区

北千住駅周辺のようなにぎやかな繁華街と、下町情緒が残る住宅街が広がっています。治安対策の効果は見られるものの、平坦な地形のため自転車の利用者が多く、自転車盗難の件数は依然として高めです。

【ベスト10】東京23区で治安が良いエリア

犯罪発生率が低く、比較的安全で治安が良いとされる区をご紹介します。

1位:杉並区

駅周辺には活気ある商店街が広がっており、一歩入ると閑静な住宅街で、単身者からファミリー層まで人気があります。パトロール隊が24時間体制で巡回するなど、行政による対策も徹底されています。街のにぎわいと安全対策が両立しており、23区内で最も低い犯罪発生率を誇る区です。

2位:世田谷区

下北沢のようなにぎやかな商業地もありますが、二子玉川や成城といった高級住宅街が有名で、区の大部分は閑静な住宅地が占めています。23区で最も人口が多く、犯罪件数の実数は少なくありませんが、分母となる住民数が非常に大きいため、一人あたりの発生率で見ると低い水準となります。

3位:練馬区

石神井公園などの緑豊かなスポットが多く、農地も残るのどかな環境です。ファミリー層を中心としたベッドタウンとして発展しており、地域住民の定住率が高いのが特徴です。繁華街が少なく、深夜のトラブルなどが起きにくい環境であるため、治安が保たれています。

4位:目黒区

中目黒や自由が丘などのおしゃれな街として知られていますが、駅から離れると静かな邸宅街が広がっています。各国の大使館が点在しており、警備体制が整っているエリアも多いです。パチンコ店などの騒がしい施設が少ないため、街全体が落ち着いており、喧嘩などのトラブルも少ない傾向にあります。

5位:文京区

東京大学をはじめ、教育機関が多く集まる「文教地区」として知られています。教育環境を守るため、風俗店やパチンコ店の出店に厳しい規制がかけられており、繁華街特有のトラブルが少ないのが特徴です。このような環境もあり、刑法犯認知件数は、例年23区内でも特に少ない水準で推移しています。

6位:品川区

オフィス街のイメージがありますが、戸越銀座や武蔵小山のような活気ある商店街と住宅地が共存しています。古くからの住民が多く、人の目が行き届きやすい環境です。再開発されたエリアと下町情緒が残るエリアのバランスがよく、極端な治安悪化が見られない安定した地域です。

7位:大田区

田園調布のような高級住宅街や、町工場が集まるエリアなどが混在しており、地域によって雰囲気が大きく異なります。一部の繁華街を除けば、区の多くは落ち着いた住宅地です。世田谷区と同様に住民数が多いため、区全体で見た場合の犯罪発生率は低くなります。

8位:板橋区

池袋へのアクセスがよいベッドタウンですが、区内には活気ある商店街が多く、庶民的な雰囲気が残っています。派手な歓楽街が少ないため、深夜の喧騒やトラブルとは無縁なエリアが多く、ファミリー層が安心して住める環境が整っています。

9位:荒川区

かつては工場の多い下町という印象でしたが、南千住周辺などの大規模な再開発により、ファミリー向けのマンションが増加しました。昔ながらの地域コミュニティも健在で、地域の目が行き届いており、犯罪抑止につながっています。街の景観がきれいになると同時に、犯罪発生率も低く抑えられています。

10位:江戸川区

葛西臨海公園などの大きな公園があり、子育て世帯に人気のエリアです。自転車の保有台数が多いため盗難件数は目立ちますが、凶悪犯罪などの発生率は低く抑えられています。地域住民やボランティア団体によるパトロール活動が活発に行われており、地域一体となって防犯に取り組んでいます。

東京で犯罪被害に遭わないための具体的な対策とは?

東京ではさまざまな犯罪が発生しており、誰もが被害に遭う可能性がある環境といえます。東京で安全に暮らすために、今日からすぐに実践できる対策をご紹介します。

窃盗犯への対策

ゴミ出しやコンビニへ行く際など、わずかな時間の外出であっても、必ず窓や玄関を施錠する習慣をつけましょう。自転車は備えつけの鍵だけでなく、チェーンロックなどを併用する二重ロックを行えば、犯行を諦めさせる効果が高まります。

粗暴犯への対策

深夜の繁華街や人通りの少ない路地裏など、トラブルに巻き込まれやすい場所には近づかないようにしましょう。「夜の外出は必要最低限にする」「怪しい雰囲気の場所には立ち入らない」など、リスクの高い場所を避ける行動を徹底してください。

知能犯への対策

知らない電話番号からの着信には出ず、在宅時でも常に留守番電話設定にしておけば、犯人との接触を未然に防ぎます。不審なメールやSMSに記載されたURLは絶対にクリックせず、公式サイトから真偽を確認するようにしましょう。

風俗犯への対策

繁華街での甘い言葉による客引きにはついていかず、違法店が入居していそうな雑居ビルやエリアには近づかないことが基本的な対策となります。夜道での「ながら歩き」を避け、威嚇ブザーをすぐに使える状態で携帯するなど、周囲に警戒心をアピールしましょう。

凶悪犯への対策

在宅中であっても必ず玄関や窓の鍵をかけましょう。来訪者があった際はすぐにドアを開けず、必ずインターホン越しやドアチェーンをかけた状態で対応して相手を確認します。より強固な安全を確保するためには、ホームセキュリティの導入も有効です。

東京の治安を見極めるチェックポイント

データ上の数値も参考になりますが、数字には表れない街の雰囲気を自分の目で確かめる必要があります。現地を歩く際にチェックすべきポイントをご紹介します。

街の清潔感と落書きの有無

ゴミのポイ捨てや壁の落書き、放置自転車が目立つエリアは、住民の防犯意識が低く、治安が悪化しやすい傾向があります。「街路樹の手入れが行き届いているか」「ゴミ集積所が荒れていないか」など、街全体の管理状態を観察しましょう。

夜間の照明環境と人通り

昼間はにぎやかでも、夜になると人けがなくなり、雰囲気が一変する場所も少なくありません。昼だけではなく夜も歩き、街灯が少なく暗い道や、死角になる場所がないかを確認しましょう。

風俗店やギャンブル施設の有無

駅周辺や生活圏内に、風俗店やパチンコ店が集中していないか確認しましょう。このような施設が通学路や通勤ルートにあると、客引きや騒音トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。「住居との距離感が適切か」「エリアのすみ分けができているか」もチェックしておきたいポイントです。

最寄りの交番と警察官の姿

万が一のトラブルに備え、すぐに駆け込める交番が近くにあるか把握しておきましょう。パトロール活動の実施など、地域の防犯体制も見逃せません。

東京で身を守るために防犯情報を活用しよう

安全な暮らしを守るためには、警視庁や自治体が発信する情報が役立ちます。ここでは、日々の生活で確認しておきたいさまざまな情報をご紹介します。

警視庁公式「犯罪情報マップ」

パソコンやスマートフォンで犯罪発生状況を確認できるシステムです。直近1年間に起きた侵入窃盗やひったくりなどの発生場所が、地図上にアイコンで表示され、どのエリアで犯罪が起きているかがひと目で分かります。不審者情報や子どもへの声かけ事案も把握できるため、住まい探しや通勤・通学ルートの安全確認に役立ちます。

警視庁防犯アプリ「Digi Police」

スマートフォンのGPS機能を活用し、現在地周辺の犯罪発生情報や不審者情報をプッシュ通知で受け取れます。また、画面をタップするだけで大音量の警告音を鳴らす「威嚇ブザー機能」や、痴漢被害を周囲に知らせる「痴漢撃退機能」も搭載されています。外出先での危険回避から、いざというときの護身まで幅広くカバーする多機能なツールです。

警視庁防犯情報メール「メールけいしちょう」

警視庁が発信する公式メールマガジンです。登録した地域の犯罪発生情報や不審者情報がメールで届くため、自分で情報を検索しなくても治安情勢を把握できます。詐欺の手口や防犯対策のコラムも配信され、日常的に防犯意識を高めるのに適しています。

各区市町村が配信する「自治体防犯メール」

世田谷区や足立区、新宿区など、多くの自治体が独自にメール配信サービスを行っています。警視庁の情報に加え、地域の防災行政無線の内容や、地域密着型のパトロール情報などが配信されるのが特徴です。自分の住むエリアに特化した、詳細な安全情報を入手する手段として有効です。

東京の治安対策に役立つ警備会社のセキュリティシステム

住まいの防犯性能を高めるなら、警備会社のセキュリティシステムの導入をおすすめします。ここでは、CSPのセキュリティサービスをご紹介します。

マンション・アパートの価値を高める「プライベートエリアガードアイ」

集合住宅の各住戸に導入し、専有部の安全を守るセキュリティシステムです。大規模な工事を必要とせず導入でき、物件の防犯性能を高めることで、競合物件との差別化を図れます。

セキュリティという付加価値による物件の魅力向上

自動通報システムとパトロール員の出動を組み合わせ、入居者と建物設備の両面をカバーします。高い防犯性能が付加価値となり、入居希望者への強いアピールや資産価値の維持に役立ちます。

通信費をCSPが負担することによるコスト削減

初期費用や月額料金を抑えられるだけでなく、警備用の専用回線や通信費もCSP側が負担します。オーナーや管理組合側の持ち出しとなる運用コストを、最小限にとどめられる点が大きな魅力です。

外出先から警戒状態を確認できる充実したモバイル機能

異常発生時のメール通知に加え、専用モバイルサイトから遠隔操作で警備のセットを行えます。入居者は外出先でも警戒状態を把握できます。

自宅の安全・安心を守る「ファミリーガードアイ+」

住まいの安全・安心を守るためのホームセキュリティです。一人暮らしからファミリー世帯まで、それぞれの居住環境に合わせた防犯体制を整えられます。

各種センサーによる検知とパトロール員の駆けつけ対応

防犯用の開閉センサーや空間センサーだけでなく、火災・ガス漏れ、非常通報ボタンによる緊急通報にも対応しています。異常を検知するとCSP指令センターへ自動で通報し、状況の確認を行った上で、必要に応じてパトロール員が現場へ駆けつけます。

専用アプリによる外出先からの操作が可能

スマートフォンのアプリを使い、外出先から警戒のセットや解除を行えます。警戒状態をリアルタイムで確認でき、システムが作動しているかを把握できるため安心です。

まとめ

東京の治安情勢は常に変化しており、住まいの安全を維持するために、警備会社のサービスを導入する人が増えています。都市特有の犯罪リスクに対し、パトロール員の駆けつけや24時間の監視体制が整っている環境は、日々の生活を送る上で大きな安心につながるでしょう。

「プライベートエリアガードアイ」はマンションやアパートの防犯機能を高め、「ファミリーガードアイ+」は自宅の安全を守ります。状況に合わせてCSPのセキュリティサービスを活用すれば、東京での暮らしの不安を軽減できるでしょう。

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