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一戸建ては、共同住宅と比較して侵入窃盗のリスクが高いため、十分な防犯対策が必要です。また、防犯対策を効果的に行うためには、狙われやすい家の特徴や侵入経路も理解しておかなければなりません。
ここでは、一戸建ての狙われやすい特徴と場所別の対策方法を詳しくご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
マンションから一戸建てに引っ越したり、一戸建てを新築したりした際に、防犯対策を見直す家庭も少なくありません。マンションなどの共同住宅では、オートロックのエントランスや、エレベーターや自転車置き場といった共用部分の防犯カメラなど、高度なセキュリティが備わっていることが多いです。
一方で、一戸建ては防犯対策が十分でない場合も多く、空き巣に狙われやすい傾向があります。
警察庁の「住まいる防犯110番」によると、2023年(令和5年)における一戸建て住宅の侵入窃盗の認知件数は13,490件。共同住宅の4,889件と比べると、3倍近く多い結果となりました。
一戸建てが狙われやすい理由として、玄関や窓などの侵入経路が1階にあるため入りやすい上に、出入り口が複数あることが挙げられます。また、多くの一戸建てがマンションのように防犯カメラやオートロックなどの防犯設備を整えておらず、さらにお風呂やトイレなど、一部の窓を無施錠のまま外出する習慣がある家庭も少なくありません。
一戸建てには、マンションより侵入しやすい性質があります。空き巣に狙われる確率が高くなるため、十分な防犯対策が必要です。
出典:警察庁|住まいる防犯110番「手口で見る侵入犯罪の脅威」
空き巣は侵入窃盗の犯行に及ぶ前に、下見をするといわれています。下見をした際に、侵入しやすい家かどうかを確認するのです。
空き巣に侵入されやすい一戸建てには4つの特徴があります。
換気のために、お風呂やトイレなどの小さな窓を常に開けていませんか? また、風通しをよくするために、2階のベランダの掃き出し窓を開けっ放しにしていることもあるでしょう。
「小さな窓だから入れないだろう」「2階までは上がってこないだろう」と油断していると、鍵が閉まっていない窓や勝手口などから、空き巣に侵入されてしまいます。
ゴミ出しや近所への買い物など、短時間の留守でも油断は禁物です。プロの空き巣はわずかな時間で侵入窃盗の犯行に及ぶため、家を留守にする際には必ず鍵を閉めるように心がけましょう。
空き巣に狙われやすい家の特徴として、留守の多い家や留守が分かりやすい家が挙げられます。家に誰もいない状態のときこそ空き巣にとっては狙い目になるため、留守にする機会が多い家ほど、侵入窃盗のリスクに注意しなければなりません。
留守の多さや帰宅時間など、犯行の判断につながる情報は、家の外からでも簡単に入手できます。例えば、郵便受けにたまった新聞や郵便物、洗濯物の有無、照明の様子などから、ある程度の生活パターンを把握できます。
空き巣の犯行を防ぐためには、留守だと悟られない工夫が必要です。
「鍵をかけずに出かけることが多い」「いつもベランダの窓が開いている」「防犯カメラやセンサーライトなどの防犯設備を整えていない」など、防犯やセキュリティの意識が低いと見透かされるような家は、空き巣に狙われやすくなります。
空き巣は危険を冒したくないため、セキュリティが万全な家より、侵入しやすく逃げやすい家をターゲットにするからです。空き巣に狙われないためには、防犯対策の行き届いている家だと感じさせる必要があります。
高い塀や庭木の多い家は死角が多く、空き巣が犯行に及びやすくなります。また、通行人が少なく人目につきにくい家も、空き巣の格好のターゲットになるでしょう。
一戸建ての侵入窃盗の侵入口としてもっとも多いのが窓です。空き巣の侵入を防ぐためには、窓の防犯対策が重要です。
防犯ガラスは一般的な窓ガラスより強度が高く、バーナーで焼いたりバールでたたいたりしても簡単には割れません。窓ガラスを割るのに時間がかかるため、犯行を断念する可能性を高められます。
手軽に窓の防犯対策ができるのが防犯フィルムです。フィルムを貼るだけで窓ガラスの強度を高められます。
窓ガラスを守るなら、面格子も有効です。アルミなどの金属製タイプを用いれば、簡単に切断されることなく侵入をブロックできます。
設置場所には、トイレやキッチン、洗面所、浴室など、死角になりやすい場所の窓がおすすめです。
窓に補助錠を取りつけることで、犯行に時間がかかることを嫌う空き巣に侵入を諦めさせる効果が期待できます。
シャッターや雨戸を取りつければ、窓ガラスを物理的に守れます。シャッターは後づけも可能ですので、防犯対策としてぜひ取り入れましょう。
プロの空き巣は、2階のベランダからでも難なく侵入可能です。2階だからといって油断せず、十分に対策しましょう。
ベランダの見通しが悪い場合は、改善が必要です。物置や鉢植えで死角ができてしまうと、外からの見通しが悪くなり、空き巣が犯行に及んでいても気づかれにくくなってしまいます。
ベランダにはできるだけ物を置かず、死角をつくらないようにしましょう。
ベランダの掃き出し窓の強化も欠かせません。防犯ガラスや防犯フィルム、シャッター、雨戸、補助錠などを取りつけ、空き巣の侵入を防ぎましょう。
センサーライトとは、人の動きを検知して点灯する防犯に役立つ照明器具です。ベランダに立ち入ろうとする空き巣に光を当てて威嚇し、その姿を浮き彫りにします。在宅中なら異変に気づきやすく、周りの人に空き巣の存在を知らしめることも可能です。
一戸建ての侵入窃盗の侵入口として窓に次いで多いのが玄関ドアです。空き巣の侵入を防ぐためには、玄関ドアに加え勝手口などの出入り口の防犯対策も欠かせません。
CPマークのCPとは「Crime Prevention(防犯)」の略で、CPマークは防犯性能が高い建物部品に付けられるマークです。CPマークが付いているドアは、ピッキングやこじ開けなどの侵入行為に対して、一定時間以上の抵抗力を持つことが認められているため、空き巣が侵入を諦める可能性を高められます。
ディンプルキーは、従来の住宅用鍵に多く採用されてきたピンシリンダーやディスクシリンダーと比べ、防犯性能の高さが特徴です。玄関ドアの鍵にディンプルキーを採用することで、ピッキングに強い玄関ドアになります。
ディンプルキーは鍵穴の内部が複雑かつ繊細な構造のため、ピッキングをほぼ不可能にします。また、複雑な形状は複製の防止にも効果的です。
サムターン(ドア内側のつまみ)を外側から工具を使って回すサムターン回しは、空き巣が好んで用いる手口で、カバーを付けてブロックする対策が有効です。また、ドアの隙間に防犯用プレートを取りつけて補強することで、こじ破りの対策になります。
空き巣に建物に入らせないためには、まずは庭に入らせないことが重要です。空き巣は死角の多い庭を好むため、人目につきやすい見通しのよい庭づくりを意識しましょう。
目立つ場所に防犯カメラを設置することで、空き巣に大きなプレッシャーを与えられます。犯行の一部始終を撮影するカメラの存在は、侵入リスクの高さをアピールできます。
防犯カメラは取りつける位置が重要です。撮り損ないを避けるためにも、庭全体を映し出せる位置がよいでしょう。また、低位置では空き巣に撤去・破壊される危険性もあるため、手を伸ばしても届かないような高い場所への取りつけがおすすめです。
防犯カメラと併用したいのが防犯ステッカーです。「24時間監視カメラ作動中」と書かれた防犯ステッカーを、塀や門扉の目立つ場所に貼っておけば、強くアピールできます。
防犯砂利とは、歩くと大きな音がする特殊な砂利です。大きな音で空き巣を威嚇し、周囲に異常を知らせる効果があります。
防犯砂利は、死角となる場所やリスクの高い場所に敷くことで、より防犯効果を高められます。
鍵付きの門扉を設置することで、庭への侵入を諦めさせることが可能です。鍵付きの門扉は、空き巣が鍵を壊すために時間と労力をかけなければならないため、侵入を防止できるでしょう。
近頃では、柵や塀のないオープン外構の一戸建てが増えていますが、家の防犯性能を高めるなら柵へ塀の設置をおすすめします。柵や塀がないと、空き巣が庭や玄関まで容易に侵入できるからです。
柵や塀を設置すると、空き巣は侵入するために柵や塀を乗り越えなくてはならないため、人目につくでしょう。また、侵入に時間がかかるため、侵入をためらわせる効果が期待できます。
庭木の剪定や草むしりなど、庭の手入れは定期的に行い、管理の行き届いた庭である印象を与えることが大切です。枝葉が無雑作に伸びて、草も生え放題の庭は、空き巣の隠れみのになりやすく、被害リスクを高めます。
手入れしていない庭は、防犯意識の低い家という印象を与えてしまうため、空き巣のターゲットにされてもおかしくありません。こまめな手入れを加えた庭はすっきりとして見通しがよく、死角をつくらないため、空き巣が嫌がる庭です。
防犯対策は室内にも広げて安全性を高めましょう。センサーやカメラを取りつけ、家の隅々まで対策を行き渡らせることで、万が一侵入を許しても被害を最小限度に食い止められます。
室内に人感センサーがあると、留守中はもちろん在宅中も異常に気づけるため安心です。センサーが異常を検知した際に自動的に録画を開始する防犯カメラがあれば、侵入された場合の動画記録や追跡が可能です。
防犯カメラの中には、スマートフォンと連動できるものもあります。その場合、遠隔操作でモニターを通して、外出先から室内の状況を把握できます。
来訪者を確認できるカメラ付きインターホンも防犯対策に有効です。近頃では、さまざまな口実で訪問し、鍵を開けさせるケースが増えています。
鍵や玄関ドアを開ける前に来訪者を確認できるため、不審者などの侵入を防げます。
一戸建てでは、窓や出入口などの防犯対策の強化が欠かせません。自作の防犯対策に不安を感じる場合は、警備のプロが見守ってくれるホームセキュリティの導入をおすすめします。
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侵入窃盗の被害が多い一戸建ては、万全の防犯対策が必要です。防犯対策には、防犯カメラや人感センサーなどの侵入を抑止する対策と、防犯ガラスや面格子などの物理的に侵入を防ぐ対策があります。
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