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「マイホームを購入したばかりで、空き巣や泥棒に入られないか不安……」と、思っている方は多いのではないでしょうか。とくに新築戸建ての場合、マンションなどの共同住宅と異なり、管理会社がセキュリティを担うわけではありません。そのうえ住宅の特徴を考えると、戸建て特有のリスクに目を向ける必要があります。
新築戸建てに対して防犯上の不安がある方は、以下でご紹介するリスク要素や対策に関する情報を参考にしてください。
マンションから新築戸建てへの転居を機に、改めて防犯対策を見直すご家庭は少なくありません。マンションではエントランスや共用部に高度なセキュリティを備えることが多い反面、防犯の仕組みを持たない新築戸建て住宅も多く、泥棒からみると脆弱で狙いやすいです。
警察庁の「住まいる防犯110番」によると、2020年(令和2年)における戸建て住宅の侵入窃盗の認知件数は16,316件。共同住宅の5,983件と比べると3倍近い多い結果です。戸建て住宅の防犯性能がマンションより弱くなる理由として、以下のような点が考えられます。
このように、戸建て住宅にはマンションより侵入しやすい性質があり、泥棒に狙われる確率が高くなるといえるでしょう。
以下、侵入されやすい家の特徴について説明します。
家の中に誰もいない状態のときこそ、泥棒にとっては狙い目となります。留守にする機会が多い家ほど、そのリスクに注意しなければなりません。
留守の多さや帰宅時間など、犯行の判断につながるような情報を、泥棒がどこから入手するかといえば、カーテンの状態や洗濯物の有無、照明の様子などから突き止めているものと考えられます。行動や生活パターンに隙があると思われれば狙われるリスクが高まるため、外部から簡単に類推されないような工夫が必要です。
「鍵をかけず出かけることが多い」「いつも縁側の窓が開いている」「防犯カメラなどなく、取り立てて対策をしているように見えない」など、防犯やセキュリティの意識が低いと見透かされるような家は泥棒に狙われやすくなります。理由は簡単で、セキュリティが万全な家より侵入しやすく逃げやすくなるからです。危険をおかしたくない泥棒からすれば、そのような発想になります。
「人目につきにくく、死角が多い」家は、住まい自体はもちろん、街単位の特徴からもみなければなりません。
戸建て住宅の防犯上の弱点をカバーするためにも、次に紹介する対策を心掛け、「泥棒に強い家」を目指してください。
まず重要となるのが、窓ガラスの防犯です。窓ガラスを割って侵入する窃盗犯は後を絶ちません。警察庁「住まいる防犯110番」によると、窓ガラスを割られて侵入を許した戸建て住宅の被害例は8,726件で、表出入口や非常口などを合わせた全体の53.5%に上っています(2020年)。
おすすめは防犯ガラスです。一般的な窓ガラスより強度が高く、バーナーで焼いたりバールで叩いたりしても簡単には割れません。犯行をあきらめさせる心強い存在です。新築戸建ての購入時に防犯ガラス仕様の窓にする価値は十分にあります。
同様の効果は防犯フィルムにも期待できます。こちらは防犯ガラスより買い求めやすく、DIYも難しくありません。予算の都合上防犯ガラスにするのが困難であれば、代えのきく防犯フィルムを検討してみてください。
窓の外側に格子を取り付けて防犯を強化する面格子もおすすめです。アルミなどの金属製タイプを用いれば、簡単に切断されることなく侵入をブロックできます。
設置場所には、トイレやキッチン、浴室など死角になりやすい箇所の窓がおすすめです。換気扇や寝室にある小さな窓など、人が通れそうにない窓に取り付けるのも防犯対策にもなります。
補助錠の取り付けも窓の防犯に有効です。空き巣や泥棒が複数の鍵の付いた窓を嫌うのは言うまでもなく、犯行をあきらめて立ち退いてもおかしくありません。
ベランダの防犯も怠れません。1階の玄関や窓と比べたら侵入の難易度が高いように感じますが、掃き出し窓が開いていたり見通しの悪い環境だったりすると狙われる危険性が高まります。
警察庁「令和元年の犯罪」によると、戸建て住宅における侵入窃盗件数25,374件のうち、「縁側・ベランダ」からの侵入例は15.8%に上る4,010件となっています。
ベランダ防犯では、以下の点を参考にしてください。
家の前の通りからみて、ベランダの見通しが悪ければ、防犯上の改善を検討したほうがよいでしょう。死角をつくる物置や鉢植えなどがあると、どうしても外部からの見通しは悪くなり、不審な動きをする人物がいても気づきにくくなります。これは空き巣などの窃盗犯がもっとも好む環境です。「ベランダに死角となるものは置かない」は鉄則です。
ベランダの掃き出し窓の強化も大切です。窓ガラスからの侵入を困難にさせる対策には次のようなものがあります。
ガラスを簡単に割らせない強固な窓にすることで、ベランダの防犯性能は大きく高まります。新築戸建て購入時は、防犯ガラスや雨戸・シャッターの取り付けを検討してみてください。
これらの対策と同時に、鍵をかける習慣を持つことも忘れないでください。いくらベランダ窓のガードを固くしても、無施錠では意味がありません。高い場所のベランダまでわざわざ上ってこないだろうと楽観視するのも危険です。「普通」では考えられない犯行に及ぶのが泥棒や空き巣のやり方だと思ってください。蒸し暑くなる夏場などは、ベランダ窓が無施錠とならないように注意しましょう。
センサーライトとは、人の動きに反応して点灯する防犯用の照明器具です。ベランダに立ち入ろうとする不審者に光を当てて威嚇し、犯行現場をとらえます。在宅中なら異変に気づきやすく、周りの人に不審者の存在を知らしめることも可能です。
出入口からの侵入は窓に次いで多く、違法な道具や手段で解錠されにくい鍵の導入・補助錠の取り付けなどの対策が必要です。
昨今の鍵はバラエティに富み、従来の手動キーに加え、リモコンキーや暗証番号キーなどの電子錠タイプも防犯用として人気です。これら複数の錠前を併用するとより高い防犯性能を期待できるでしょう。
従来の住宅用鍵として使用されてきたピンシリンダーやディスクシリンダーと比べ、防犯性能の高い鍵がディンプルキーです。新築戸建ての玄関ドアの鍵にディンプルキーを採用すると、ピッキングに強い玄関ドアになります。
ディンプルキーは鍵穴の内部が複雑かつ繊細な構造のため、ピッキングをほぼ不可能にします。同時に、複雑な形状は複製の防止にも効果的です。
使いやすく防犯性にすぐれたリモコンキーの採用もおすすめです。この鍵は、ボタン操作でドアを開け閉めするタイプです。リモコンをバックやポケットに入れておき、取り出して少し離れた場所からボタンを押すだけで開閉が可能です。
リモコンキーの玄関ドアは、オートロックの設定もできます。玄関ドアを閉めると同時にロックされ、鍵のかけ忘れを防ぎます。切り替え自由な操作性もメリットでオートロックが不要であれば元に戻して利用できます。
サムターン(ドア内側のつまみ)を外側から工具を使って回すサムターン回しも、空き巣などが好んで用いる手口です。サムターン回しにはカバーを付けてブロックする対策が有効。また、ドアの隙間に防犯用プレートを取り付け補強することで、こじ破りの対策になります。
勝手口の防犯も重要なポイントです。玄関ドアのセキュリティがいくら高くても、勝手口に弱点があると狙われてしまうでしょう。死角になりやすい面もリスクです。
対策としては、玄関ドア同様、防犯性能の高い鍵を採用すること。ピッキングされやすいタイプの鍵はやめましょう。そのほか補助錠の取り付けや防犯砂利、防犯ブザーなどのアイテムを併用するとさらに大きな防犯効果が見込めます。
庭の防犯では、防犯カメラや防犯砂利などのアイテムを有効活用しましょう。また、侵入犯は物陰の多い庭を好みます。外部から見て視界がよい庭を意識してください。
目立つ場所に設置した防犯カメラで、不審者に大きなプレッシャーを与えられます。犯行の一部始終を抑えられるカメラの存在は、侵入が非常に困難であることをアピールできます。
防犯カメラをどの位置に取り付けるかも重要なポイントです。撮り損ないを避けるためにも庭全体を映し出せる位置がよいでしょう。低位置だと撤去される危険性もあるため、手を伸ばしても届かないような高い場所への取り付けがおすすめです。
防犯カメラと併用したいのが防犯ステッカー。「24時間監視カメラ作動中」と書かれた防犯ステッカーを垣根や塀などの箇所に張り付けておけば、強いアピールになります。
歩いただけで大きな音のする防犯砂利も空き巣が嫌うアイテムです。防犯砂利の敷設は業者に頼むのが無難ですが、敷き方がわかればDIYでも問題ありません。
全体に敷き詰めるのは必ずしも効率的とはいえず、玄関前や縁側、死角となるトイレや浴室の窓の下、裏口など、リスクの高い場所に集中した敷き方がおすすめです。
庭木の剪定や草むしりなど、庭の手入れは定期的に行い、整然として管理の行き届いた庭である印象を与えることが大切です。枝葉が無雑作に伸びて草も生え放題の庭は空き巣の隠れ蓑になりやすく、被害リスクを高めます。防犯意識の低い家だと目を付けられてもおかしくありません。こまめな手入れを加えた庭はすっきりとして見通しがよく、隠れるポイントもみつけにくくなります。つまり空き巣が嫌がる庭にできるのです。
防犯の網は屋内や室内にも広げて安全度を高めましょう。センサーやカメラを取り付け、住まいの隅々まで対策を行き渡らせることで、万が一侵入を許しても被害を最小限度に食い止められます。
室内に人感センサー付きカメラがあると、外出時や長期留守での安心材料になります。センサーの反応で自動的に録画を開始する防犯カメラもあり、侵入された場合の動画記録や追跡が可能。スマホと連動できる機種もあり、遠隔操作でモニターを通して外出先から室内の状況を把握できます。
室内の様子から、行動や習慣を悟られないような工夫も心がけたいものです。電気の使用状況から、長期不在の事実を突き止めるのは難しくありません。留守の状況をごまかす方法として、遠隔地から操作できる電化製品の利用があります。タイマー設定しておくとその時間に合わせて家電が作動し、屋内に生活の動きがあるような印象を与えられます。スマートフォンやタブレットを使い、遠隔操作ができるIOT型の電球も売り出されており、長期不在時などの防犯に役立ちます。
新築戸建てに高度な防犯対策の導入を望むなら、ホームセキュリティがおすすめです。
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戸建て住宅はマンションよりも侵入窃盗被害が多いことが統計からもわかっています。新築戸建て購入時や購入後の生活では「泥棒に狙われにくい家」を目指し、下記の防犯対策を心がけてください。
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