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近年、不審者による事件や事故のニュースを耳にすることが増え、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。誰もが不審者のターゲットになる可能性があり、いつどこで遭遇するのか分かりません。
この記事では、不審者の特徴や行動パターンなどの基礎知識から、今日からできる具体的な対策方法まで、詳しくご紹介します。家庭や学校での対策方法に加えて、さまざまなケースに応じた対策方法を知ることで、いざというときに冷静に対応できます。ぜひ参考にしてください。
そもそも不審者とは、どのような人物なのでしょうか? 対策する前に知っておきたい、不審者の概要や特徴、行動パターンをご説明します。
不審者とは、その場にいる理由が明確でなく、疑わしい行動をとっている人物を指します。しかし、具体的にどのような人物が不審者なのか、明確な定義は存在しません。
不審者は、個人の安全や財産に対する潜在的な脅威として認識されるため、早期に発見し対策を講じることが重要です。しかし、不審者と判断する基準は人それぞれであり、見た目だけで判断することは容易ではありません。
次の項目では、不審者と判断される特徴や行動をご紹介します。
不審者の特徴として、一般的には以下のような外見や行動が挙げられます。
これらの特徴がすべて当てはまるわけではありませんが、異常な外見や行動に注意を払いましょう。
不審者の行動パターンとしては、以下のようなものがあります。
そこにいる理由や目的が分からない場合や、「おかしい」「不自然」と感じる場合は、不審者と判断し、なんらかの対処をすることをおすすめします。
不審者は、ターゲットとなる人物を選んでいます。不審者に狙われやすい人の特徴を、女性と子供に分けてご説明します。
仕事が終わった後に、一人で帰宅する女性も多いでしょう。暗くなると不審者が現れやすくなり、特に22~24時までは不審者による犯罪が起こりやすい傾向があります。夜遅くや人通りの少ない場所では、注意が必要です。
ハイヒールやサンダル、短いスカートやタイトなワンピースなど、逃げるのが難しい格好をしている場合、不審者に目をつけられるリスクが高まります。動きやすい服装を心がけることで、危険を回避しやすくなるでしょう。
スマートフォンに夢中になっていたり、イヤホンで音楽を聴いていたりと、周囲の状況に気を配っていないと、不審者に狙われる可能性が高まります。不審者が近づいてきた際にすぐに気づけるように、常に周囲を確認し、警戒心を持つことが重要です。
置き配を多用する人は、不審者に留守がちだと見なされることがあります。置き配されてから荷物を受け取るまでの時間をできるだけ短くしたり、置き配だけではなくコンビニ受け取りを利用したりと、留守がちであることを悟られない工夫が必要です。
「一人で遊びに行く」「学校からの帰り道で一人になる」などの状況では、不審者に狙われやすくなります。友達や家族と一緒に行動することで、狙われるリスクを軽減できるでしょう。
周囲に注意を払っていない子供は、不審者にとって格好のターゲットとなりやすいです。特に、公共の場や見知らぬ場所では、周囲に気を配るよう教えましょう。
ゲームやスマートフォンに夢中になっていると、周囲の危険を見逃しやすくなります。周囲の状況を確認する習慣を付けることが大切です。
目的がなく一人で暇を持て余しているような子供は、不審者が声をかけやすくなります。計画的に活動を行い、できるだけ安全な場所で過ごすように教えましょう。
家庭を狙った犯罪も後を絶たないことから、今すぐに取り組んでいただきたい、家庭でできる不審者対策についてご説明します。
外出時や就寝時はもちろん、短時間の外出でも、必ず玄関と窓をしっかり施錠しましょう。
窓やドアに補助錠を追加することで、不審者が侵入するリスクを減らすことにつながります。
防犯カメラやセンサーライトを設置することで、犯行を抑制する効果が期待できるでしょう。特に、人感センサー付きライトは、不審者を驚かせることで、夜間の侵入の防止につながります。
庭木が伸び放題になっていると、死角ができ、不審者が侵入しやすくなります。定期的に剪定を行い、見通しをよくすることを心がけましょう。
不審者は人目につくことを嫌うため、明るい環境にすることで、侵入を防ぐ効果を期待できます。家の周囲を明るくするためには、外灯の設置が効果的です。
総合的な防犯対策として、警備会社のホームセキュリティシステムの導入をおすすめします。警備のプロが24時間365日見守ってくれるため、安心して暮らせるでしょう。
カメラ付きインターホンで訪問者の顔を確認し、不審に思った場合はドアチェーンを掛けたまま対応しましょう。また、疑わしい場合は対応を避け、警察に通報するとよいでしょう。
親が留守中のときには、「電話やインターホンに出ない」「見知らぬ人にドアを開けない」など、家庭内での防犯ルールを徹底しましょう。
日常的に近所の人と挨拶を交わすことで、顔見知りを増やし、不審者が目立ちやすい環境をつくれます。近所の方々と情報を共有し、相互に見守り合うことも、防犯対策として有効です。
地域のイベントに参加し、コミュニティの一員として交流を深めることも、防犯意識を高める助けになります。
外で一人にならないことや、子ども110番の家のチェックと利用方法について説明しましょう。親子で日常的に防犯について話し合い、防犯意識を高めることが重要です。
親が子供の行動範囲を把握し、どこで遊ぶかを確認します。よく遊ぶ公園や友達の家などをチェックし、万が一に備えましょう。
子供に誘拐犯の手口や対策を教えることも大切です。「猫を一緒に探してほしい」「家まで送ってあげる」など、具体的な声かけや手口を知っておくことで、被害に遭うリスクを減らすことにつながります。
大切な子供を預かる学校や幼稚園・保育園でも、さまざまな不審者対策を行っています。実際にどのような対策を行っているのかご紹介します。
子供を犯罪から守るために、学校や幼稚園・保育園では、不審者を校内・園内に入らせないことを徹底しています。
文部科学省の「学校の危機管理マニュアル」の中から、日頃から不審者の侵入防止のために備えておくことを見てみましょう。
カメラ付きインターホンや、遠隔操作で門扉を解錠できる電気錠を導入することで、外部からの不審者の侵入を防ぎやすくなります。また、パトロール員を配置して出入りを監視し、不審な人物が入らないように対策します。
事務室の配置を工夫し、職員が直接門の様子を確認できるようにすることで、不審者の早期発見がしやすくなります。
職員室を運動場が見渡せるような場所に配置することで、子供の様子を確認したり、来校者へ対応したりしやすくなります。
調理室を運動場側に設置することで、調理員が「人の目」の一つとなるため、不審な動きを見逃しにくくなるでしょう。
用件があいまいな来訪者を一時待機させるために、応接スペースを受付の近くに配置し、職員が安全に対応できる環境を整えます。
不審者対策が必要なのは、出入口だけではありません。出入口以外の不審者侵入防止対策をご紹介します。
窓ガラスに目隠しフィルムを貼るなどの対策を行い、外部から子供の姿が見えないようにしましょう。
校舎や園内の死角をなくすために、鏡やセンサーライトを設置し、不審者が隠れにくい環境をつくりましょう。
建物がフェンスや塀で囲まれているからといって、油断してはいけません。室外機や物置など、足場になるものがあると、不審者が簡単に侵入できてしまいます。
フェンスや塀、建物の近くに置かれている足場になるものを撤去し、不審者が侵入しにくい環境を整えましょう。
「不審者は即座に通報します」「侵入者は厳しく処罰されます」など、強い威嚇効果のある防犯ポスターは、不審者に侵入をためらわせる効果が期待できます。
ただし、ポスターが破れていたり、色あせていたりすると、管理が行き届いていないと思われてしまい、逆効果になりかねないため注意が必要です。
非常時にすぐに対応できるよう、各部屋に威嚇ブザーを設置しましょう。
やましいことがあると、声をかけられたり、じっと見られたりするだけで、逃げ出したくなるものです。校内や園内の様子をうかがっている不審者を見つけたら、「おはようございます」「何かご用ですか?」と声をかけましょう。
「いかのおすし」「ひまわり」「はちみつじまん」などの防犯標語を活用し、子供たちに危険から身を守る方法を教えます。合い言葉を知っておけば、子供たちは緊急時に適切な行動をとれるようになるでしょう。
≪危険を回避するための合い言葉「いかのおすし」≫
≪危険な場所を見分ける合い言葉「ひまわり」≫
≪不審者を見分けるための合い言葉「はちみつじまん」≫
家庭や学校、幼稚園・保育園に加えて、地域全体で協力し、不審者を寄せつけない環境づくりが重要です。
地域住民が協力して防犯パトロールを行うことで、地域の安全性向上につながります。定期的にパトロールを行えば、不審者の動きを監視し、防犯意識を高められるでしょう。
また、地域の住民同士の交流も深まり、相互に見守り合うことで防犯効果が高まります。
防犯カメラを設置することで、不審者が現れても、その行動を記録することが可能です。また、防犯カメラが設置されていることをアピールすれば、不審者が犯行をためらう効果も期待できます。
暗い場所は不審者が隠れやすいため、地域内の街灯を増やすことも効果的です。特に、人通りの少ない場所や公園など、暗くなりがちな場所に街灯を設置することで、地域の安全性向上につながります。
地域内で、不審者情報や防犯対策の情報を共有することも重要です。住民同士が情報を共有し、注意喚起を行うことで、防犯意識を高められるでしょう。
不審者対策は、年齢や性別によって注意すべき点が異なります。ケース別の不審者対策をご説明します。
子供を一人で遊ばせるのは非常に危険です。なるべく大人の人と一緒に遊ぶようにしましょう。
子供には、知らない人に声をかけられたらすぐに逃げるよう教えます。「知らない人について行かない」「助けを求める」「大声で叫ぶ」ことを徹底させましょう。
子供に威嚇ブザーを持たせ、使い方を教えます。万が一の際には、威嚇ブザーを鳴らして、周囲に助けを求められるようにしましょう。
特に、夜間は一人で歩くのを避け、明るい道を選ぶように心がけましょう。友人や家族と一緒に帰ることで、安全性向上につながります。
スマートフォンを操作したり、イヤホンで音楽を聴いたりしていると、周囲の様子に気づきにくくなります。常に周囲の状況を確認し、警戒心を持つことが重要です。
威嚇ブザーを携帯し、すぐに取り出せるようにしておくことで、不審者に遭遇した際に素早く対応しやすくなります。
不審に感じたら、すぐに逃げることが大切です。重たい荷物は捨て、大声で助けを呼びながら逃げることで、不審者から身を守れる可能性が高まります。
訪問者が来た際には、必ずインターホンで相手を確認しましょう。不審な人物であれば、ドアを開けずに対応します。
不安を感じた場合は、一人で対処せず、家族や警察に相談することが重要です。
一人暮らしの場合は、地域の見守りサービスを利用することも検討しましょう。
不審者に遭うのは屋外だけとは限りません。自宅にいるときでも、不審者が侵入してきて鉢合わせるケースも考えられます。
警視庁が発表したデータによると、令和5年に都内で発生した不同意わいせつ事件の約21%は、一戸建て住宅や集合住宅などで起きています。
在宅時の不審者対策として有効なのが、ホームセキュリティの導入です。不審者の侵入などの異常事態を検知・通報し、警備会社のパトロール員が駆けつけて対処することはもちろん、状況に応じて警察や消防・救急とも連携します。在宅時の安全・安心を守るためには、ホームセキュリティの導入も検討しましょう。
出典:警視庁・令和5年版 東京の犯罪「不同意わいせつ・不同意性交等の発生状況」
不審者による事件や事故は、道路上と同じくらい住宅内でも起きているため、不審者を侵入させない対策も欠かせません。
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