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狙われやすいベランダの特徴とは?自宅セキュリティの有効な対策

公開日:2023年12月15日

狙われやすいベランダの特徴とは?自宅セキュリティの有効な対策

空き巣は、2階のベランダからでも侵入してくるため油断できません。空き巣が目をつけるのは「狙いやすい」という点です。ベランダに侵入しやすい特徴や要素があれば狙ってくるでしょう。

では、具体的にどのような特徴のベランダが狙われやすいのでしょうか?

本記事では、空き巣に狙われやすいベランダの特徴や、セキュリティを高める防犯対策、ホームセキュリティについてご説明します。

狙われやすいベランダの特徴

空き巣の侵入を許しやすいベランダには、以下のような特徴があります。

  • 鍵がかかっていない
  • 鍵の防犯性が低い
  • 死角となるものがある
  • 足場になるものがある

それぞれどのようなリスクがあり、どんな点に注意すべきか解説します。

鍵がかかっていない

ベランダの窓の鍵が無施錠の場合、空き巣に狙われるリスクは高くなります。

一戸建て住宅でもマンション・アパートでも、鍵のかかっていない家や部屋がもっとも空き巣の侵入被害に遭っています。空き巣はリスクを避けますので、もっとも無難に侵入できる家に目をつけるのです。2階以上の部屋でも、鍵がかかっていなければ狙われやすくなります。

留守時はもちろん、就寝時や在宅時でもベランダの鍵はきちんとかけることが大切です。あまり出入りがなく、目の届きにくい部屋は特に注意しましょう。

鍵の防犯性が低い

ベランダ窓の鍵の防犯性が低いことも、空き巣に狙われやすくなる要因です。

多くの場合、ベランダの窓はクレセント錠で施錠します。空き巣が焼き破りや打ち破りなどの手口でガラスを割った場合、クレセント錠だと簡単に解錠されてしまうでしょう。空き巣はベランダの窓や鍵の弱点についても知り尽くしています。

「2階だし、上がってくることはないだろうからクレセント錠でも問題ないだろう」このような油断は禁物です。空き巣はそんな心理を逆手にとり、防犯対策の弱い住まいを狙ってくるのです。

死角となるものがある

ベランダ周辺の「死角」も、狙われやすくなる要因の一つです。空き巣は死角が多く、自分の身を隠してくれるような環境を好みます。ベランダに大きな植木鉢やコンテナボックス、室外機などがあると、これらをうまく利用されるリスクに注意が必要です。

ベランダの窓の前や手すり付近などに死角となるようなものを置いている場合は、片付けて見通しをよくする対策が必要です。

足場になるものがある

ベランダに簡単に上ってこれそうな環境にあることも、空き巣に狙われるリスクをつくります。

植え込みや電柱、ひさし、ブロック塀、雨どいなど、ベランダまでのステップに使えそうな要素がある場合は要注意です。梯子があったり、高さのない倉庫や小屋が近くにあったりすると、空き巣に目をつけられるかもしれません。よじ登ってきやすい環境を変えるのが難しい場合は、ベランダ窓の防犯を強化する対策で空き巣をブロックしましょう。

ベランダのセキュリティを高める防犯対策

狙われやすい特徴は、セキュリティ対策や防犯アイテムの活用でカバーできます。

ベランダのセキュリティを高める防犯対策には、以下のようなものがあります。

  • 防犯カメラ
  • センサーライト
  • 補助錠
  • 防犯ブザー
  • 防犯性の高いカーテン

防犯カメラ

防犯カメラをベランダに取り付けることで、犯罪抑止効果が高まり、空き巣に狙われるリスクを軽減できるでしょう。

防犯カメラのあるベランダに侵入すれば顔が映り込むため、空き巣も逮捕や発覚を恐れて近づかなくなる可能性が高いです。防犯カメラの設置によって「狙われにくいベランダ」にすることができるでしょう。

本物ではなく、ダミーの防犯カメラも防犯用として販売されていますが、ダミーだと防犯性は低くなります。空き巣に気づかれたら元も子もありません。取り付けるなら、なるべく本物の防犯カメラにしておきましょう。

センサーライト

センサーライトは、人の動きや温度に反応して自動点灯する防犯アイテムです。人が近づくと点灯して、周囲を明るく照らします。不意に明るくなれば空き巣も驚き、発覚を恐れて立ち退く可能性が高くなります。

防犯センサーライトをベランダに取り付けるなら、雨に打たれても壊れない防水タイプがおすすめです。室外機の廃熱や風、車のエンジンの熱などにも反応する場合があるので、誤作動を起こさないような場所に設置しましょう。

補助錠

ベランダ窓のサッシに補助錠を取り付けることで、ベランダのセキュリティは向上します。補助錠があれば二重ロック状態になり、外側から不正解錠しようとしても時間がかかります。侵入に時間がかかる場合、多くの空き巣はあきらめるというデータもあります。

警察庁によると、侵入に5分以上かかる場合は空き巣の7割、10分以上かかる場合は9割が犯行をあきらめるそうです。

一口に補助錠といっても種類があります。もっとも簡単なタイプは、ホームセンターなどで手に入る両面テープでサッシに貼り付けるストッパー式の商品です。工具もいらず誰でも簡単に取り付けられます。よりセキュリティ性能の高いタイプになると、鍵付きのものがあります。こちらは専用キーがないと解錠できないため、もっとも防犯性の高い補助錠といえるでしょう。

出典:警察庁「住まいる防犯110番(侵入者プロファイリング<心理と行動-3>)

防犯ブザー

不審者が外側から開けるとアラーム音が鳴る防犯ブザーをベランダ窓に取り付けることで、犯罪抑止効果が高まります。防犯ブザーもホームセンターなどで手軽に購入でき、工具もいらず取り付けるだけなので手間なくセキュリティを強化したいときにおすすめです。

防犯ブザーにもさまざまなタイプがあり、商品によって性能が分かれるため選び方には注意が必要です。防犯ブザーの性能を決めるのは音量といってよく、不審者を驚かすほどの音量でないと防犯効果は期待できません。少なくとも100dbの音量を出せるタイプが理想とされます。防犯ブザーをベランダ窓に設置する際は、防犯効果の期待できる音量のものを選びましょう。

防犯ブザーの防犯効果を高めるもう一つのポイントとして、「設置場所」があります。おすすめは、防犯ブザーを外側から見えるような場所に設置する方法です。そのように防犯ブザーの存在をアピールすることで、空き巣に犯行を思いとどまらせることができるかもしれません。

防犯性の高いカーテン

防犯性の高いカーテンをベランダ窓に取り付ける対策も有効です。防犯性の高いカーテンとして知られているのは「ミラーレースカーテン」です。このタイプは太陽光を跳ね返す作用があり、薄手の生地ながら外側から覗いても透けません。プライバシー対策に有効な性能があるのです。

視線対策になるミラーレースカーテンをベランダ窓にかけていれば、空き巣に目をつけられても室内の様子を探られる心配はありません。留守にしていても外側からその情報はわかりにくいため、空き巣に狙われるリスクを軽減できます。

ベランダだけじゃ不十分!防犯は住まい全体を視野に

ベランダのセキュリティを強化するとともに、窓や玄関の防犯対策もしっかり持ちましょう。住まい全体の防犯レベルを上げ、防犯意識を高く持つことで、空き巣に狙われにくくなります。ベランダの防犯に弱点があっても、それをカバーするのに役立つでしょう。

≪住まい全体の防犯効果を上げる対策≫

  • 窓を強化する防犯ガラス
  • 玄関ドアの防犯になる鍵対策
  • 庭にまく防犯砂利
  • 防犯意識をアピールする対策

窓を強化する防犯ガラス

窓の防犯性を高めるなら、防犯ガラスへの交換がおすすめです。

防犯ガラスはガラスが二枚重ねになっている分厚い構造のため、多少の衝撃を加えても割れない頑強さを誇ります。壊そうとすれば時間がかかるうえ、大きな音も出ます。何度叩いても割れなければ空き巣もあきらめざるを得ません。

防犯ガラスも性能の確かな製品を選ばないと、犯行を防げない恐れがあります。

製品選びに迷ったら、CPマークの付いた製品を検討してみてください。CPマークとは防犯建物部品のことで、公的機関の厳しい防犯性能試験をクリアして認証を受けているため高い防犯効果を期待できます。CPマークの付いた製品はいずれも侵入に5分以上かかることが証明されています。空き巣に狙われても高い確率で侵入を防げるでしょう。

なお、「強化ガラス」「複層ガラス」「防火ガラス」なども一般的なフロートガラスより割れにくいようなイメージがあるかもしれませんが、これらのガラスに防犯性はありません。プロの空き巣なら、簡単な手口で割られてしまう可能性があります。窓ガラスのセキュリティ強化には、必ず「防犯ガラス」とうたわれたものを選びましょう。

玄関ドアの防犯になる鍵対策

言うまでもなく玄関ドアの防犯対策は重要です。防犯性の高い鍵に取り替えるだけで、玄関のセキュリティは向上します。

具体的には、ディンプルキーやウェーブキーが防犯性の高い鍵になります。これらのタイプにはピッキング対策が施されているため、不正解錠しようと思っても簡単にはできません。ピッキングは今も空き巣が得意とする手口のため、ピッキングしやすいディスクシリンダーキーをお使いなら防犯性の高いタイプへの交換をおすすめします。

防犯性の高い鍵交換以外にも、サムターン回しをブロックするサムターンカバーの取り付け、こじ破り対策になるドアガードの取り付けといった対策があります。鍵の交換をするほどの余裕がない場合は、簡単なアイテムを取り付ける対策だけでも用意しましょう。

庭にまく防犯砂利

防犯砂利を庭にまくことで、空き巣の侵入にも気づきやすくなります。

通常の砂利より大きいサイズのため、足音が鳴りやすいのが防犯砂利の特徴です。玄関前や裏口に続く通路、縁側に面した場所など狙われやすいポイントに絞ってまけば防犯効果が上がります。防犯砂利の存在を認めた時点で空き巣は発覚を恐れ、立ち去る可能性も出てきます。

防犯意識をアピールする対策

大切な住まいを空き巣から守るためにも、防犯意識のアピールも重視してください。

具体的には、「死角をなくす」「家の周りをきれいに片付ける」「ポストにチラシを溜めない」など、地道で簡単なことを意識するだけで防犯対策になります。事前に下見をする空き巣は、住人の防犯意識もチェックしています。死角になるようなものを置いていたり、家の周りがきれいに片付いていなかったり、ポストにチラシが溜め込まれたままだったりすると、防犯意識が低い家との印象を与えてしまう可能性もあります。リスクを減らすためにも防犯意識をしっかりアピールして隙を与えないようにしましょう。

ベランダ防犯や自宅セキュリティの強化に!ホームセキュリティ

ベランダの防犯対策や自宅セキュリティの強化策についてご紹介しましたが、警備会社が提供するホームセキュリティもおすすめです。警備会社と契約を結んでホームセキュリティシステムを導入すると、住まい全体が監視対象になり、空き巣に狙われても素早い対応が可能になります。警備会社による見守りは24時間365日可能なので、留守時や就寝時、お子さんやご高齢の家族の留守番時も安心して過ごせるようになります。

ホームセキュリティの「監視の目」になるのは、窓やドアに設置される防犯センサーです。不審者の接近情報はセンサーによって警備会社に自動通報され、待機中のパトロール員に対して現場への急行が命じられます。空き巣や不審者の侵入といった緊急事態に素早く対処できるのがホームセキュリティの大きなメリットです。

CSPでもホームセキュリティ『ファミリーガードアイ+』を提供し、お客様の住まいの防犯をサポートいたします。空き巣の侵入はもちろん、火災ガス漏れなど家庭内事故への緊急対応も可能です。セキュリティ機器はご希望やライフスタイル、間取りに合わせてご提案します。お気軽にご相談ください。

まとめ

狙われやすいベランダの特徴と、ベランダの防犯対策、住まい全体のセキュリティを強化する方法、24時間365日警備会社が見守る安心のホームセキュリティについてご説明しました。2階のベランダであっても、防犯対策が手薄だったり、防犯意識の低さが露呈したりするような状況だと、空き巣に狙われるリスクが高くなります。ぜひ今回ご紹介した防犯対策に関する情報を参考に、お住まいのセキュリティレベルの向上に努めてください。

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