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車の盗難を防ぐ!カーポートを含む自宅セキュリティ

公開日:2023年9月 1日

車の盗難を防ぐ!カーポートを含む自宅セキュリティ

「車が盗難されないか心配」

「カーポートに防犯カメラを設置しなくても大丈夫だろうか」

自宅の車庫や駐車場の防犯をどのようにすればよいか、悩む方は少なくありません。日本損害保険協会の調査によると、車両の盗難被害のほとんどは、屋外駐車場や自宅の車庫で起こっているそうです。カーポートやガレージまで含め、自宅のセキュリティ対策を考える必要があるでしょう。

こちらの記事では、自宅駐車場における防犯対策や車両盗難を防ぐ対策、有効な防犯アイテムに関する情報をお届けします。加えて、住居と駐車場どちらの防犯対策にも役立つホームセキュリティのサービス内容やメリットも紹介します。自宅セキュリティや駐車場の防犯対策にお役立てください。

駐車場の防犯や愛車を見守る対策は必要?

自宅駐車場における犯罪リスクは、駐車場が屋内か屋外か、防犯対策があるかないかで、そのレベルが変わってきます。車を狙った犯罪被害やその手口をご紹介しますので、自宅駐車場のセキュリティ対策の参考にしてください。

自宅駐車場で多発する車両盗難被害

車上荒らしや盗難、いたずら目的などの車両被害といえば、屋外の契約駐車場や路上で起きているイメージがあるかもしれません。しかしデータをみると、車両盗難に関しては自宅敷地内のカーポートやガレージも被害に遭いやすい場所であることがわかります。

一般社団法人日本損害保険協会「第22回自動車盗難事故実態調査」(2020年11月1日~11月30日)によると、車両盗難発生場所で最多は「契約駐車場(屋外)」(40.5%)、2番目に多かったのが「自宅(屋外)」(37.3%)だったとのことです。

ちなみに2020年2月調査では自宅(屋外)が51.3%と最多で、2番目に多かった契約駐車場(屋外)の22.8%を大きく引き離しています。

車上の金品や物品を盗む「車上ねらい」に関しては、自宅(屋外)が37.2%と最多だったとのことです。

出典:一般社団法人 日本損害保険協会「第22回 自動車盗難事故実態調査結果

屋外駐車場に対し、屋根や壁、シャッターで囲まれた屋内駐車場の被害は車両盗難も車上ねらいも4~5%にとどまっています。車両が壁やシャッターなどで守られていない状況は、犯人に隙を与えやすく被害に遭いやすいといえます。監視の目が届かない自宅から離れた場所にある屋外駐車場はなおさら注意が必要で、対策が求められるでしょう。

車両盗難の手口

車両盗難の対策の前に、どのような手口があるのか知ることも重要です。ガラスを割って鍵を開ける荒っぽい方法からハイテク機材を用いた高度な手口まで、さまざまなものがあります。

具体的にどのような手口があるのか、「車両侵入の手口」「エンジン始動の手口」に分けて見ていきましょう。

車両侵入の手口

これまでの被害事例では以下のような手口が使われています。

  • キーシリンダーを破壊して侵入
  • ハンマーでガラスを割って侵入
  • 窓ガラスに針金を通してドアを解錠
  • スペアキーの隠し場所を見つけて解錠
  • 住居に侵入して車のキーを盗み解錠
  • コードグラバー(スマートキー発信のドアロックコードをコピーしてドアを解錠)

エンジン始動の手口

リレーアタック

車のスマートキーから発信される微弱電波を利用した手口です。電波を不正に受信することでドアの開閉からエンジン始動まで操作できるようになります。

イモビカッター

車両盗難防止装置である「イモビライザー」機能を悪用した手口です。イモビライザーを搭載する車両では、車両側のIDとスマートキーのIDが一致するとエンジンが始動します。イモビカッターを使って車両側のID情報を盗難用のキーIDに書き換えて車両を動かすというものです。

CANインベーダー

自動車のコンピューターネットワークに専用の機械をつなぎ、制御システムに直接侵入する手口です。これにより鍵の解除やエンジン始動が可能となります。

車両盗難を防ぐ対策

盗難手口をご紹介しましたが、次に車両の盗難を防ぐ防犯アイテムや防犯装置、セキュリティシステムについて見ていきましょう。車両盗難だけでなく、車上荒らし、いたずら防止にも有効な対策もありますので、ぜひ自宅駐車場の防犯対策の参考にしてください

防犯対策は、車内にセットするタイプと車外に取り付けるタイプに分かれます。車内・車外それぞれに分けてご説明します。

車内の対策

車内対策用では、アイテムやグッズの存在は車外から確認されませんが、盗難被害後の対応や盗難防止には有効です。

ハンドルロック

ハンドルロックとは、ハンドルに取り付けてロックする防犯部品です。高硬度合金製で、パイプカッターを用いても切断できない頑丈さを誇ります。無理にハンドルを動かそうとすればクラクションが鳴るなど二重防犯機能を搭載したタイプもあります。

イモビライザー

イモビライザーとは、車両IDと鍵IDを照合し、合致したときのみエンジンを起動できるセキュリティ機能です。イモビライザー搭載車両であれば、たとえ第三者が鍵を盗んでも車を動かすことはできません。

ただし、前記の「イモビカッター」のような、イモビライザーを悪用した車両盗難手口には注意が必要です。

防犯アラーム

車両盗難防止用の防犯アラームもおすすめです。車の振動を検知して大きな警報音を鳴らし、周囲に異変を知らせます。音を鳴らす以外にドアロックするなど、防犯機能は商品によってさまざまです。

カーセキュリティー

カーセキュリティーは音や光で相手を威嚇する防犯装置です。無理にドアをこじ開けようとすれば大きな音や光が発せられるため、相手を怯ませる効果を期待できます。周囲に異変を知らせるアラーム音にもなります。

GPS機能と追跡アプリ

車両にGPSを搭載し、追跡アプリをスマートフォンにインストールして車の位置情報を常時把握できるようにする対策です。「GPS搭載」と書かれたステッカーを貼れば盗難を未然に防げる可能性が高まります。

車両追跡サービス

車両追跡サービスはセキュリティ会社や自動車メーカーなどが提供するセキュリティシステムです。盗難車両は追跡され、セキュリティ会社や自動車メーカーのスタッフが現場に急行するなどのサービスがあります。システムによっては位置情報の通知も可能です。

車外の対策

車外用のアイテムは外側から対策をとっていることがわかるため、盗難の未然防止を重視したいときや車上荒らし対策も兼ねたいときにおすすめです。

タイヤロック

タイヤをロックして動かせなくする盗難防止アイテムです。タイヤがロックされている状態は外見からわかるため、未然に犯行を防げる可能性が高まります。重量があって丈夫なため、壊されるリスクも低いです。

電波遮断ケース

上記の「リレーアタック」防止装置となるのが、電波遮断ケースです。悪用されるスマートキーを電波遮断ケースに入れておけば、微弱電波を受信されることはありません。

車両カバー

車両カバーの目的は、車体を隠すことで車種や盗難対策に関する情報を与えないことです。車種や盗難対策がわからなければ犯人も犯行に及ぶべきか迷うでしょう。

ただし、カバーを取り外される危険性はあります。カバーがあることでかえって高級車や希少車種を疑われるかもしれません。その場合も考慮して別の対策と組み合わせる二重防止策がおすすめです。

盗難防止ステッカー

自転車や傘、パソコンなどの盗難防止目的で貼るステッカーを車両に貼る対策も有効です。「GPS追跡装置内蔵」「位置情報送信中」「防犯センサー内蔵」などのロゴがあり、犯人は容易に手を出せなくなるでしょう。いたずら防止対策にもなります。

もちろんステッカーそのものにGPSや防犯センサーが内蔵されているわけではありません。ステッカーのみでは見破られる危険性もあり、防犯アラームやセンサーなどのアイテムとセットで用いるのが賢明な方法です。

駐車場に設置できる防犯アイテム

こちらでは、愛車を見守る目的で自宅駐車場に設置するタイプの防犯アイテムをご紹介します。

防犯カメラ

駐車場内に防犯カメラをセットして盗難や車上荒らし、いたずら行為をされないか見守ります。

防犯カメラは人目につきやすいポイントに設置することでいたずらや犯罪抑止効果が高まります。駐車場全体を収められるようアングルに配慮して設置しましょう。

屋外駐車場の場合、雨風やほこりの影響に注意が必要です。防水・防塵処理が施されたタイプや、屋外用ケース付きのタイプを選ぶと雨やほこりによる故障を防げます。

センサーライト

センサーライトは人感センサーで自動点灯する防犯アイテムです。駐車場のほか、玄関や庭先、ベランダに取り付ける自宅セキュリティ対策としても利用できます。

センサーライトは近づく人の体温に反応して自動点灯するものですが、なかには常時点灯タイプの製品もあります。盗難や車上荒らしを企む者は明るい場所を好みません。車の近辺が照明で照らされていれば犯人も犯行がしづらくなります。

チェーンポール

駐車場入り口に「チェーンポール」を設置することで車の盗難防止になります。チェーンでつながれた複数のポールが出入口を塞ぐように並ぶため、エンジンを始動できても外へ出すことはできません。一目で盗難は難しいと相手にわからせることのできる防犯アイテムです。ポールを埋めるための施工が必要ですが、大きな盗難防止効果を期待できます。

自宅も駐車場も合わせて防犯!ホームセキュリティ

車両の盗難や車上荒らし防止に有効な対策をご紹介してきましたが、「駐車場だけでなく自宅のセキュリティも強化したい」という方もいるかと思われます。そんな場合は、ホームセキュリティの利用をご検討ください。警備会社のホームセキュリティを利用することで、自宅も駐車場も合わせて防犯性の向上が見込めます。

ホームセキュリティの防犯効果とメリット

ホームセキュリティを導入したご家庭には防犯ステッカーが貼られ、何かあったときはすぐに警備会社のパトロール員が急行する態勢をアピールできます。防犯ステッカーを目立つ場所に貼っておけば、車両盗難や車上荒らし、車へのいたずら行為を企む者を思いとどまらせることができるでしょう。

セキュリティシステムの警戒設定中は、日中も夜間も深夜も警備会社が見守る態勢です。窓や玄関、ベランダなどの出入口に侵入検知センサーを設置し、不審者の不法侵入に備えます。侵入された場合は警備会社のパトロール員が現場に急行する「駆けつけサービス」もホームセキュリティの大きなメリットです。

異常検知センサーと駆けつけサービスによるセキュリティシステムは、火災・ガス漏れや急病など日常生活のトラブル対処にも応用が可能で、防犯目的に限らずさまざまな場面で活躍します。

CSPのファミリーガードアイ+

CSPでは、ホームセキュリティ『ファミリーガードアイ+』を提供し、みなさまの安全・安心な生活をサポートいたします。

ファミリーガードアイ+に入ると、24時間365日CSPの指令センターが見守る態勢となり、犯罪リスクが高まる日中の不在時や就寝時、長期留守時でも安心して過ごせるようになります。セキュリティシステムによる見守りは、小さなお子様の留守時やご高齢の家族の健康把握にも生かせます。

ファミリーガードアイ+の導入にあたり、警備担当が自宅を訪問してセキュリティの課題を把握する警備診断を実施します。駐車場の防犯に関するご相談も問題ありません。ご自宅に合う防犯対策をご提案します。

まとめ

車両の盗難や車上荒らしなどの被害は自宅駐車場でも起きています。車両の盗難防止に有効な防犯対策を立てて愛車を守りましょう。タイヤロックやハンドルロック、防犯アラーム、車両追跡サービス、盗難防止ステッカー、防犯カメラ、センサーライト、チェーンポールなど、自宅駐車場で使える対策は豊富にあり、車種や駐車場の状況に合わせて選ぶのが賢明です。対策はできれば複数あるほうがより効果が増して犯罪被害のリスクを減らせます。

駐車場も兼ねて自宅のセキュリティ強化を望むなら、ホームセキュリティの導入がおすすめです。警備会社ステッカーが大きな犯罪抑止となり、異常検知センサーやパトロール員による駆けつけで被害の拡大を防げます。ホームセキュリティや駐車場防犯に関するご相談はCSPにお任せください。

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