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後を絶たない空き巣被害。警察庁の発表によると、令和4年(2022年)における住宅を狙った侵入窃盗被害は16,524件にも上ったとのことです。
空き巣の被害を防ぐには空き巣の実態を理解し、そのうえで有効な対策を考えることが大切です。
今回は、空き巣の被害防止に有効な対策の4原則と、防犯対策となるアイテム、空き巣の手口や侵入経路・侵入場所について解説します。同時に、個人で防犯対策を立てる場合の注意点と、個人向け防犯や見守りサービスに有効なCSPライトセキュリティに関する情報もお届けします。こちらの情報をお住まいの防犯対策にお役立てください。
出典:警察庁「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威」
空き巣対策を立てるうえで重要なのが、防犯の4原則(「音」「光」「時間」「目」)です。
これは空き巣の嫌がる要素を対策に盛り込み、そのリスクを排除するという考え方です。
大きな音が鳴ったり、足音がしたりする状況は空き巣にとって好ましくありません。室内の住民や近隣の住民に気づかれてしまうからです。このような観点から、威嚇ブザーや警報ベルなどの防犯アイテムがあります。「音のなる防犯砂利を敷く」なども有効です。
なるべく自分の存在を隠したい空き巣は、光に照らされた明るい場所を嫌います。物の動きや熱を感知する自動点灯のセンサーライトの設置で、近づいた空き巣を怯ませることができます。
目撃と発覚を恐れる空き巣は、手短に犯行を終えて素早く現場を立ち去りたいと考えます。つまり、侵入に時間がかかるような対策があると空き巣はあきらめてしまうのです。
警察によると、侵入に5分以上かかる場合は7割、10分以上かかる場合はほとんどの犯罪企図者が犯行をあきらめるそうです。
空き巣がもっとも嫌がるのは「人の目」です。警察によると、侵入者が犯行をあきらめる理由として回答したなかでもっとも多かったのが、「声をかけられた」「ジロジロ見られた」というものでした。
何かあったとき気にかけてもらえる近所付き合いのあるほうが、防犯として有利に働きます。
出典:警察庁「住まいる防犯110番 侵入者プロファイリング~心理と行動③」
上記の防犯4原則に照らし、空き巣の侵入防止に有効な防犯アイテムをご紹介します。
「音」で空き巣を怯ませる防犯アイテムには、威嚇ブザーや防犯砂利があります。
空き巣の侵入対策で用いる威嚇ブザーとして推奨されるのは100db以上の音量が出るタイプです。このレベルはパトカーのサイレン音を至近距離で聞く程度の音量といわれ、侵入を試みた空き巣を諦めさせるのには効果的です。一方でそこまでの音量でなくとも音が出るだけでも空き巣には有効ですので、まずは侵入検知と威嚇ブザーはセットで効果が生じることをご理解頂ければと思います。
防犯砂利も、不審者の侵入対策に用いられる防犯アイテムです。
防犯砂利の敷かれた庭を通るには足音は避けられず、静かに近づきたい空き巣にとっては嫌なものです。防犯用に使われる砂利は一般のものより大きく、足を踏み入れた時点で周囲に踏みしめた音がしますので、空き巣は敷地内に入りにくくなります。
光を有効に活用した防犯アイテムといえば、センサーライトです。
物の動きや熱を感知して自動点灯する機能があり、接近した不審者を明るく照らして周囲に異常を知らせます。住まいに設置されたセンサーライトを理由に、犯行をあきらめる侵入者も少なくありません。
侵入に時間がかかるようにすれば空き巣はあきらめます。有効な防犯アイテムには補助錠、防犯性能のある鍵、防犯ガラスや防犯フィルムなどがあります。
玄関扉や勝手口に補助錠を取り付けて出入口を強化するワンドアツーロックは、防犯の基本です。ツーロックにすることでバールによるこじ開けやピッキングによる不正解錠がしにくくなり、空き巣の侵入リスクを軽減できます。
玄関の鍵は、防犯性の高いディンプルキーなどへの交換をおすすめします。ディスクシリンダーやピンシリンダーなどは防犯性が低く、ピッキングされやすいのが弱点です。ディンプルキーはピッキングに強い構造を持つため、空き巣の侵入防止対策に使えます。
防犯ガラス(合わせガラス)は2枚重ねのガラスの間に特殊な樹脂膜を入れた構造で、耐貫通性能と飛散防止効果にすぐれています。
ハンマーで叩いても簡単には割れないほどの強度を誇ります。割るのに要する時間は、通常のガラスの比ではありません。強引に割ろうとすれば大きな音も避けられず、空き巣にとって手ごわいアイテムです。一方で、一般的に高額であることがネックです。
防犯フィルムは、窓を空き巣などの侵入犯から守るために用いられる防犯アイテムです。
窓を叩き割られてもフィルムがガラスを保持するため、外部からの侵入を難しくする効果があります。ケガなど二次被害を防ぐ飛散防止効果もメリットです。窓全体でなくとも、窓の錠(クレセント)周り中心に防犯フィルムを貼ることも有効です。これは三角割りなどの破壊行為に有効に機能します。
補助錠は、玄関以外にも窓に取り付けることでセキュリティが高まることが期待できます。
窓用補助錠には、両面テープで貼り付けるだけの簡易タイプから暗証番号・電子キーで解錠するキーレスタイプ、鍵付きタイプまでさまざまですが、空き巣が窓の鍵(クレセント)周りを割ってクレセントを解錠しても窓が開かないという状況を与えることは非常に高い防犯効果を生みます。
監視の目になるアイテムといえば、防犯カメラです。
犯行現場が映像記録として残るため、空き巣はやりにくいと感じるはずです。目立つ場所への設置や、「防犯カメラ作動中」と書かれた防犯ステッカーを貼れば、より高い犯罪抑止効果を狙えるでしょう。ダミーカメラはインターネットなどで安く購入できますが、全くお勧めできません。空き巣もプロですからダミーカメラをすぐに見破ります。
空き巣の手口や侵入経路、侵入時間についても把握し、対策や警戒に生かしましょう。
空き巣の手口で最多なのは「無締り」の家狙いです。ガラス破りやこじ破りなど工具を用いた手口にも注意が必要です。
令和4年度(2022年)の犯罪統計によれば、侵入窃盗の手口としてもっとも多かったのが一戸建て住宅・共同住宅ともに無締りの家だったとのことです。
令和4年に限らず、無締りの家はいちばん目をつけられやすいと言えます。施錠されていない出入口を目ざとく見つけては侵入を試みるため、短時間で済むお出かけでも戸締りは大切です。
出典:警察庁「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威」
施錠されていれば万全かといえば、そうとも言い切れません。空き巣には下記のような不正解錠の手口があります。
ドライバーなどの小道具を用いて窓ガラスを割り、侵入する手口です。一般的なフロートガラスであれば大きな音をさせずに数秒でクレセント周りを壊せます。
ピックと呼ばれる金属製の特殊工具を鍵穴に差し込み、解錠する手口です。ディンプルキーならピッキングを防げる可能性は高いですが、ディスクシリンダーやピンシリンダーなどの旧式の鍵だと簡単に解錠されてしまいます。
ドリルでドアに穴をあけて手を突っ込み、サムターン(ドア内側のロック用つまみ)を回して不正解錠する手口です。ドアスコープやドアポストを挿入口に特殊工具を使ってサムターンを回されることもあります。
空き巣の侵入経路になりやすいのは「窓」です。令和4年(2022年)の犯罪統計をみても、窓を侵入口とする窃盗被害件数は8,009件と全体の約48%に上ります。
窓の次に多いのが玄関などの表出入口で、令和4年は4,896件と全体の約30%を占めています。マンション・アパートなどの集合住宅における侵入窃盗被害では、窓より表出入口を狙う空き巣が多かったようです。
出典:警察庁「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威」
空き巣の特徴として、「仕事や学校でいない午前中や昼間の時間を狙って侵入する」傾向がありました。ところが令和3年(2021年)の警察発表の統計では、夕方から夜にかけての時間に侵入するケースが多かったとのことです。
空き巣は昼間でも夜でも、隙のある状態を見つけては侵入を試みます。常に防犯意識を高くもって、対策を立てることが重要です。
出典:警察庁「犯罪統計書 令和3年の犯罪」
ここでは、個人で防犯対策を立てる場合の注意ポイントをご説明します。
防犯対策を立てることはとても重要ですが、その対策があるから100%安全とは言えません。
防犯カメラやセンサーライトなどのアイテムがあっても、怯まない空き巣もいます。そのため、玄関に設置された防犯カメラを避け、裏口に回り込んで犯行に及ぶといった手口も視野に入れて対策を考える必要があるのです。
防犯対策はなるべく幅広い観点から使用するアイテムや設置場所を考え、可能な限りリスクを減らすようにしましょう。
防犯アイテムは、設置場所や設置方法に問題があるとうまく機能しなかったり、効果が半減したりする恐れがあります。
監視機能のある防犯カメラも、目立たない場所に設置すると抑止効果が発揮されず、ドアや窓を壊されてしまうリスクが生じます。防犯カメラを設置するのであれば、不審者に存在をアピールできるような場所を選ぶことが大切です。
窓ガラス強化になる防犯フィルムも、設置方法を間違えると効果を正しく引き出せません。自信がない場合は、専門業者にお願いすることをおすすめします。
防犯アイテムのなかには、性能の低いものもあります。せっかく購入しても性能が低ければ、期待するほどの防犯効果が得られないかもしれません。お値段はかかっても、性能の確かな製品を選ぶようにしましょう。
製品選びに迷ったら、CPマークを基準に選ぶことをおすすめします。CPマークは厳しい試験をクリアした公的機関認定の防犯製品で、侵入に5分以上かかることが実証されています。CPマーク付きの防犯ガラスや防犯フィルム、補助錠であれば大きな犯罪抑止効果を見込めるでしょう。
個人で防犯対策を行う際の注意点をご説明しましたが、どのようなセルフセキュリティの機器を選定すべきかが分からず、費用も最初はあまり掛けたくない方は、CSPのライトセキュリティをぜひご検討ください。
下記は、警備会社であるCSPが提供する安心のセルフセキュリティ・サービスです。
≪CSPライトセキュリティの特徴≫
CSPライトセキュリティはオンラインショップでデバイス購入後、ダウンロードした専用アプリをセットアップすることで使用できる工事不要のセルフセキュリティ・サービスです。
高精度の動体検知機能が備わり、不審者の侵入がないか監視します。また見守りにもご利用が可能で、住まいそのものに「第六感」を持たせたような働きをもつ多目的デバイスです。
侵入者を大音量で威嚇します。利用者から現地に対して専用アプリからサイレンを鳴らし警告することも可能です。
コンセントに挿した子機(Hex Sense)が動きを検知している場合に光ります。専用アプリで明るさを調節できます。
「在宅」「外出」「見守り」の3つのモード設定が可能です。
在宅モードは監視OFFの状態です。何らかの異常な動きがあっても通知やサイレンは鳴りません。専用アプリから動きの波形閲覧や履歴の確認はご利用頂けます。
外出モード設定時は屋内の動きを警戒し、異常と認められる波形があればサイレンが鳴って異常を周囲に知らせると共に専用アプリへ通知を行います。
見守りモード設定により設定した時間内に動きが確認できた場合に専用アプリへ通知を行います。動きを検知してもサイレンは鳴りません。以下のようなシーンでのご利用をお勧めします。
なお、検知感度調整機能もあり、ロボット掃除機やペットの動きなど検知が不要な対象については専用アプリの設定で検知対象から除外できます。
CSPライトセキュリティの基本パック(親機1台、子機1台分のデバイス購入と利用をセット)に加え、異常検知後にお客様のご連絡によりパトロール員の出動を要請できる「駆けつけオプション」もおすすめです。
ご不在の状況ですぐには戻れないときや警備会社のサポートをご要望されているかた向けに、電話での要請出動によりCSPのパトロール員が駆けつけ、現場確認を行うオプションサービスも取り揃えています。駆けつけサービスとの併用で、海外へのご旅行や別荘などの長期留守時も安心してお出かけできるようになります。
空き巣の侵入対策では、「音」「光」「時間」「人の目」を意識した防犯を心がけましょう。防犯砂利や威嚇ブザー、センサーライト、防犯フィルムや補助錠、防犯カメラなどが具体的な対策となります。
「警備会社のサービスは月額料金が高い」「警備サービスを利用するための工事やそのほか契約前にいろいろと時間を拘束されることはイヤ」など、今までこのようなご懸念をお持ちのかたは、安心のCSPライトセキュリティをぜひご検討ください。必要なデバイスを購入して専用アプリをガイダンスに沿ってセットアップするだけなのでご契約の登録が完了したその日から工事不要でご利用可能です。安心という一段上の日常生活を是非ご体感ください。
CSPライトセキュリティのお申し込み、お問い合わせはCSPオンラインショップからどうぞ!↓
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