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ホームセキュリティに入るとどうなる?不要と判断する前に知るべき情報

公開日:2023年1月 6日

ホームセキュリティに入るとどうなる?不要と判断する前に知るべき情報

住まいの安全をどのように守るかについて考えたとき「防犯は自分たちだけで大丈夫か」「プロに任せるべきか」の二択で迷われる方も多いかもしれません。

こちらでは、セルフ対策で重視したい心構えや、一般的なセルフセキュリティについて説明すると同時に、警備会社に任せるサービスとはどんなものなのか、ホームセキュリティに関する情報も詳しくお伝えします。

ホームセキュリティの前にとるべき対策

ホームセキュリティには、侵入検知センサーや24時間の見守りシステムといった高度なセキュリティシステムがあり、住まいを見守る頼もしい存在です。

ただし、ホームセキュリティに入ったから侵入被害に遭わず100%安全な生活になる、という話でもありません。ホームセキュリティは住まいの安全性をより高める手段として利用するものであり、利用者の防犯意識も当然のごとく大切になってきます。

個人でできることの中心は、戸締まりや近所付き合いなど日頃の心構えです。ここでは、ホームセキュリティの加入について検討する前に、自分でこれだけは実践しておきたい対策をご紹介します。

戸締まりをきちんとする習慣

玄関や窓の戸締まりは、きちんとできているでしょうか?

一般住宅を狙った侵入窃盗でもっとも多い事例が「無締まり」です。空き巣は無警戒で侵入しやすい家を狙う傾向があり、すぐに戻る用事だからといって鍵をかけず出かけると、思わぬ被害に遭う可能性があります。空き巣による窓破りやピッキングなどはほんの数秒で完了する手口であり、たった数分の外出でも油断はできません。

戸締まりをきちんとすることは防犯の第一歩です。外出時は、すべての鍵をかけましょう。侵入窃盗犯の中には住人の在宅時を狙う「居空き」も存在するため、家にいるときも目の届かない部屋の鍵はかけておくのがよいでしょう。

玄関周りや庭をきれいに片づける

玄関周りや庭がきれいな家は、防犯意識も高い印象を与えます。反対に、郵便ポストにチラシや新聞が溜った状態の家、草が伸び放題の庭、掃除道具などが乱雑に散らかっている状態は、住人に隙が多く侵入しやすい雰囲気をもたらすため注意が必要です。

郵便ポストは空き巣にとって有力な情報で、不在かどうかをひと目で判断できます。新聞が溜まっていたり、ポストからチラシがあふれていたりすると、それだけで長期不在とわかってしまうでしょう。「旅行や出張などで長期間家を空ける際は新聞を止める」などの単純な対策だけでも、大きな防犯になります。

すぐ見つかる場所に合鍵を置かない

合鍵を牛乳箱やポストといったわかりやすい場所に隠す習慣は勧められません。もし空き巣に目を付けられた場合、鍵の隠し場所を簡単に知られてしまいます。

合鍵は、使用する人が自分で管理するようにしましょう。

地域で見守る意識を

良好な近所付き合いは、防犯面でプラスに働きます。

空き巣は、地域住民の連帯感を嫌います。近隣同士が顔見知りで声をかけあう関係性だと、不審者の存在や動きはいやでも目立つからです。そのため通行人や立ち話をする人の多い地域での犯行率は低いとされます。あいさつや声かけなどでお互いの顔を知る、近所付き合いを意識することも大切です。

一般的なセルフセキュリティとは?

ホームセキュリティに頼らず個人で自宅の防犯対策を行うセルフセキュリティの場合、以下のような方法やアイテムの活用があります。

防犯カメラ

防犯カメラは、もっともポピュラーなセルフセキュリティ対策といえるでしょう。多くのマンションでは導入が一般的となり、高機能化・低価格化によって一戸建てでも取り付けるケースは増えています。侵入の証拠が残る防犯カメラの存在は空き巣にとって脅威となり、住人にとっては大きな安心材料になります。

ただし、防犯カメラの有効性は設置場所をどこにするかで変わってきます。死角のある裏口に回られた場合、表玄関の防犯カメラでは機能しません。裏口にカメラを設置すれば玄関の防犯が手薄になる恐れもあり、その判断は難しいところです。

防犯カメラがあるから万事安全とはならない点も踏まえておきましょう。

窓ガラスの防犯

窓ガラスの防犯で個人としてできることは、防犯ガラスへの交換や防犯フィルムの貼付などがあります。二重窓への交換や雨戸・シャッター、面格子の設置も有効でしょう。いずれもガラスを割れにくくして時間を稼ぎ、侵入を諦めさせる狙いがあります。

住居には窓が多く、すべての窓ガラスを防犯用に交換するのは非現実的かもしれません。対策を施していない別の窓から侵入を許すケースも考えられます。防犯効果を高めるにはどの窓を対策するかの判断も重要です。

補助錠

補助錠を取り付けて、ドアや窓をツーロックにする対策もセルフセキュリティの定番です。鍵交換の必要もなく、外部に取り付けるだけで済むタイプの鍵もあるので、DIYでも難しくないでしょう。

ピッキング対策/その他の鍵対策

個人でピッキング対策されている方も多いでしょう。旧式のギザギザした鍵では特殊工具でピッキングされてしまうリスクが考えられます。ピッキング対策済の鍵に取り替えるには、専門業者による交換工事が必要な場合があります。

そのほか、スマートロックや暗証番号キーなど、従来の鍵とは異なる電子錠タイプも鍵の防犯対策として普及しています。オートロックもマンションだけでなく、一戸建てで導入する家庭も増えてきました。オートロックには閉め忘れ防止機能もあり、無締まりでの被害リスクを軽減させます。

その他防犯アイテムの活用

世の中にはさまざまな防犯アイテムや防犯グッズが流通しており、インターネット通販などでも手頃に購入できるようになりました。具体的には以下のような製品があります。インテリアに馴染むデザイン性の高い製品も多く、女性の一人暮らしに取り入れることもオススメです。

  • センサーライト:動きや温度に反応して点灯する防犯用照明具。玄関が暗いときにも役立ちます
  • 防犯ブザー:侵入する不審者の動きに反応してブザーを鳴らす防犯グッズ。大音量を発し、高い威嚇効果を発揮します
  • ミラーカーテン:太陽光を跳ね返して室内を見えにくくする。ミラーレースなどのデザイン性も併せ持ちます
  • 防犯砂利:砂利の粒が通常より大きく、足音が周囲に聞こえやすい。侵入の早期検知に効果を発揮します

ホームセキュリティに入るとどうなるの?

個人でできるセルフセキュリティを紹介してきましたが、ここからは警備会社が専用のシステムを運用して住まいの安全を見守る、ホームセキュリティについて触れていきます。

ホームセキュリティの大きな特徴は、防犯のプロである警備会社が全面的に住まいの安全を見守り、駆けつける体制にあります。個人では対策の行き届かない火災やガス漏れなどもセンサーを駆使して24時間安全を見守ります。

侵入や火災などの異常を検知するセンサー

セキュリティシステムの中心は、住宅内に設置されるセンサーです。これが不審者の侵入を検知し、警備会社へ通報します。

センサーは、警戒設定をオンにしている間は常に稼働して、不審者の侵入を監視します。就寝時や子どもの留守番など、在宅時であっても警戒設定を部屋ごとに設定することもできます。火災やガス漏れの家庭内事故に対しては24時間常に監視しますので、うっかり警戒設定を忘れる心配もありません。

パトロール員の駆けつけサービス

センサーが検知した不審者の侵入信号や火災・ガス漏れの異常信号は指令センターへ通報され、指令センターから指示を受けたパトロール員が現場へと駆けつけます。このセンサー検知による通報と駆けつけがホームセキュリティの基本的なサービスです。

救急車の手配や警察への連絡などは、利用者に代わって警備会社が対応します。緊急事態の発生情報はメール等で連絡が届く仕組みです。警備と救命の訓練を積んだパトロール員が現場へ急行し、必要な処置を講じるため、事態の迅速な把握と被害の拡大防止につながります。

小さな子供や高齢者の見守りに

小さな子供や高齢のご家族の一人での留守番に不安を感じる方もいるでしょう。ホームセキュリティは、そんなご家族の留守番を見守る機能もあります。

ホームセキュリティシステムのひとつである緊急通報ボタンは、具合が悪くなったときや、不審な事態があったときにボタンを押すと警備会社へ通報され、パトロール員が駆けつけます。ご高齢で倒れた経験を持つご家族に利用されるサービスです。

足りない部分をホームセキュリティで補う

ホームセキュリティに加入していることを示す警備会社ステッカーは、侵入予防対策として機能します。ただ、ステッカーがあるからといって、空き巣に絶対狙われないとはいえません。万が一侵入されたときには、センサー検知とパトロール員の駆けつけで対応することになります。

ホームセキュリティはどちらかというと、侵入後の被害拡大防止に軸足を置いたサービスです。警備会社の人間が駆けつけるところがセルフセキュリティにない最大の特徴であり、「犯罪に遭ったときの備え」としての役割が大きいといえます。

セルフセキュリティで侵入後の被害拡大防止を図ることは困難です。この弱点をホームセキュリティで補うようにすると、ご自宅の防犯はより安全性の高いものとなります。

こんな家はホームセキュリティがおすすめ

ホームセキュリティを必要とするか、それとも不要かは人それぞれです。お住まいの環境やライフスタイル、防犯に対するニーズなど、さまざまな判断材料を考慮してベストな選択をすることが大切です。

住まいの安全性や防犯性が低く、現状のセキュリティに不安を抱える場合は、ホームセキュリティの導入を検討したほうがよいかもしれません。住まいの安全性や防犯性については、以下のようなポイントを判断の参考にしてください。

  • 日中は家族全員が通勤や通学で家におらず、不在の時間が長い
  • 出張が多く、しょっちゅう家を空けることになる
  • 新居に越したばかりで、街の治安に不安がある
  • 周囲に遮蔽物や足場となるものが多く、空き巣に狙われやすい
  • 隣家との距離が離れていて、人目につきにくい
  • 子どもや高齢の家族に一人で留守番させることが多い
  • 離れて暮らす高齢の親が心配
  • 持病があり、倒れた経験がある
  • セルフセキュリティだけでは不安
  • 自分たちだけでセキュリティ対策をこなす余裕がない

共働きで日中ほとんど不在の場合、あるいは一人暮らしで出張が多い場合、家を空ける状況が多々あるため、侵入リスクへの不安は増大するでしょう。そんなご家庭にとって万が一侵入されたときホームセキュリティがあると安心です。迅速な初動対応を不在の利用者に代わり担ってくれます。

犯罪リスクがどれくらいあり、住まいのセキュリティをどこまで徹底すべきかは、利用者のライフスタイルやご自宅の防犯性能だけでなく、街の治安状況や立地環境によってかわってきます。いろんな角度から住まいのセキュリティを点検し、不足部分や不安材料があればホームセキュリティで埋められないか検討してみてください。CSPでも防犯に関するご相談やセキュリティ診断を承っております。お気軽にお問い合せください。

まとめ

自宅のセキュリティは、プロに頼るだけでなく、戸締まりやお庭の管理、近所付き合いなどご自身でできる対策や心構えも大事です。個人でできるセルフセキュリティには、防犯カメラをはじめとする防犯アイテムの活用や、ワンドアツーロック、電子キー・オートロック化などがあります。対策を施してきて不足や不安を感じたとき、足りない部分をホームセキュリティで補強するとよいでしょう。24時間監視や駆けつけサービスは警備会社ならではのサービスです。お子さんや高齢のご両親の見守りにも役立ちます。

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