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自宅のセキュリティで大切なポイント!これで空き巣も近づけなくなる!

公開日:2022年12月29日

自宅のセキュリティで大切なポイント!これで空き巣も近づけなくなる!

今日もどこかで発生している可能性がある空き巣被害。「自分の家は大丈夫だろう」と考えるのは危険かもしれません。防犯意識の低い家ほど狙われる傾向が高いので、自宅のセキュリティ対策はしっかりしておきたいところです。

日頃からの防犯対策が、いざというときの対応に役立ちます。対策を立てる際は、どんな家が侵入されにくく、セキュリティの弱い家とどこが違うのかなどの情報を参考にしてください。こちらでは、そんな自宅のセキュリティ対策に役立つ情報をお伝えします。

住宅を対象とする侵入窃盗はどれくらい起きている?

空き巣や居空きなど、盗み目的で侵入する窃盗犯の認知件数はどれくらいあるのでしょうか。

住宅を対象とする侵入窃盗の認知件数は、ここ20年減少傾向にあります。平成15年(2003年)から減少に転じ、令和2年(2020年)はここ20年で最少の21,030件となっています。窃盗被害が減少した背景には、人々の防犯意識の高まりや優れた防犯製品の普及、セキュリティシステムの高度化などが挙げられるでしょう。

とはいえ、侵入窃盗は1日あたり約58件発生しているのが実情です。この数は決して少ないとはいえないでしょう。もし空き巣や居空きに入られた場合、金品を盗まれ、大切な家財を傷つけられます。その被害は軽視できません。被害をゼロにしたり小さくしたりするために自宅のセキュリティ対策があります。

侵入窃盗で一番多いのが「空き巣」

警察は侵入窃盗を「空き巣」「忍び込み」「居空き」に分類してそれぞれの認知件数や検挙状況を公表しています。令和2年の住宅を対象とする侵入窃盗21,030件のうち、それぞれの認知件数はどれくらいかをみていきましょう。

  空き巣 忍び込み 居空き
認知件数 13,906件 5,937件 1,187件

住宅対象の侵入窃盗犯のうち、約66%が留守宅を狙う空き巣が占めています。

自宅に誰もいないときのほうが、窃盗犯にとって好都合だといえます。とくに、仕事や学校で家を空けやすい日中の時間帯を狙って侵入を企てる空き巣が多いようです。

5,937件も発生している忍び込みは、就寝時など住人が無防備の状態を狙って侵入する窃盗犯です。泥棒は音もたてず、窓ガラスや玄関ドアを開けて忍び込む手口にも長けています。夏場にベランダの窓を開けて寝ている状況だと、忍び込まれるリスクが高まるため、無警戒にならないよう注意しなければなりません。

3つの中でもっとも少ない居空きですが、これは在宅時に自宅に入り込む窃盗犯をいいます。住人の油断を利用する大胆な手口です。この居空きの侵入で怖いのが、居住者が犯人と現場で鉢合わせしたときです。目撃されたことに焦った犯人に危害を加えられる危険性があります。

もっとも警戒しなければならないのは空き巣ですが、不在・在宅どちらでも通用するセキュリティ対策が大切です。

空き巣からみた「セキュリティの弱い家」とは?

空き巣や忍び込み、居空きなどの窃盗犯は、侵入しやすい家に狙いを定めて、リスクを冒さずに犯行に及ぶケースが多いです。

侵入しやすい家とは、防犯意識が低く、セキュリティ設備もあまり整っていないような家を指します。さらに、死角が多くて気づかれにくい立地や障害物の多さといった要素も重なると、よりターゲットにされやすくなるでしょう。

ご自宅のセキュリティ状況や防犯意識を振り返り、下記のような問題点がある場合は、何かしらの対策が必要です。

戸締まりをしない家

統計上、一番侵入されやすいのはどんな家かというと、戸締りを怠る無警戒の家です。これは警察の調べでわかっています。令和2年(2020年)の統計によると、一戸建てでも共同住宅でも無締まりの家がもっとも侵入窃盗被害に遭うケースが多かったとのことです。

近所に買い物に行くとき、鍵を掛けずに出かけてしまう習慣はありませんか?また、2階の部屋の窓の施錠をおろそかにしたまま過ごすことはないでしょうか?これらの状況で空き巣に目をつけられたとき、侵入されるリスクが増大します。鍵を掛けずに無締まりで家を空ける習慣は、すぐに見直すことが大切です。

出典:警察庁「住まいる防犯110番

窓の防犯が弱い家

空き巣などの窃盗犯が、もっとも侵入口として利用するのが窓です。何の対策も施していない窓は脆弱で、小さな工具があれば簡単に割れてしまい、やり方によっては音を立てることなく周りに気づかれず破壊して鍵を開けることも難しくないのです。

侵入窃盗犯は、バーナーやバールなどの道具を使って窓ガラスを破壊して侵入します。強度のない窓ガラスで、クレセント錠のような簡単に解錠できる鍵しかない場合はそのリスクを格段に高めるでしょう。

死角が多く見通しの悪い家

人目につきにくく、発覚が遅れそうな家を空き巣は好みます。侵入の現場を誰にも気づかれない家がターゲットにされやすいのです。具体的には、以下のような家となります。

  • 隣家との距離が空いている
  • 高い塀で囲まれている
  • 庭木や植栽が遮蔽物となって外部から見えにくくなっている
  • 表の通りから引っ込んだ立地になっている

空き巣は場当たり的に犯行に及ぶわけではありません。事前に下見を行い、人目につきにくい家、物音を立てても気づかれにくい家を探して狙ってきます。これらの条件に当てはまり、さらに防犯意識の低い印象を与えると被害を受ける確率が高まります。

近所付き合いが薄い家

近所付き合いも、自宅の防犯と密接に関係します。親しい間柄の隣家の近くを不審人物がうろついていたら怪しいとはっきりわかりますが、顔も知らないような関係だと不審人物が侵入したところを目撃しても、怪しいかどうかは判断できません。不審な動きをしても近所の人が気に留めないような環境は、空き巣にとって好都合なのです。

侵入されない自宅にするには?セキュリティ対策

侵入犯の犯行を許さないためには、まず出入口の守りを固める対策が重要です。窓や玄関の守りを強化することで、たとえ狙われたとしても撃退できる可能性が高くなります。事実として、侵入に時間のかかる出入口は犯行を諦めさせる効果が高いというデータもあります。

こちらでは、空き巣の侵入を困難にさせる対策をご紹介しますので、自宅のセキュリティの参考にしてください。

戸締まりをしっかりする

空き巣被害の一番多いケースが無締まりなことを考えると、まずはどんな時でも戸締りをすることが重要な対策となります。

外出時に玄関ドアの鍵をかけるのはもちろん、窓の施錠も忘れないようにしましょう。基本的に出入口となるドア・窓は、すべて施錠してから出かけると安心です。トイレや浴室にある小さな窓でも、無締まりだとそこを狙われるかもしれません。盗みを企てるような者に、常識は通用しないと心得ておきましょう。

また、施錠が重要なのは外出時ばかりとは限りません。住人が在宅のときに狙う、居空きのような窃盗犯もいます。目の行き届かない部屋がある場合は、とくに施錠する習慣を守って過ごしたいところです。

ワンドアツーロック

複数の鍵で出入口を守るワンドアツーロックは、防犯の基本です。鍵が二重になっているドア・窓のほうが解錠に手間がかかるため、犯行をあきらめさせる効果を期待できます。鍵が一つしかない場合は、後付けで取り付け可能な補助錠がおすすめです。

鍵の対策強化

ワンドアツーロック以外にも、玄関ドアからの侵入を困難にするための方法があります。

空き巣の手口として有名なピッキングですが、これはピッキング対策となるディンプルシリンダー錠への交換で対応できます。昔ながらのピッキングしやすい鍵を使用中の場合は、新しい鍵への交換がおすすめです。

空き巣の手口を知り、それをブロックするような対策をとることで、セキュリティ効果が見込めます。

  • サムターン回し→サムターン防止カバー
  • ドア錠破り→ドアの隙間に挟むガードプレート
  • 合鍵対策→スマホのアプリ操作で鍵を開ける仕組みのスマートロックなど

これらの対策や製品を活用する場合は、防犯性能が高い製品として公的機関が認定するCPマーク(CP部品)を参考にしてください。

出典:警察庁「住まいる防犯110番

窓周りの対策強化

窓は、侵入犯にもっとも狙われやすい箇所です。窓の防御を強くするなら、下記のアイテムが有効です。

  • 防犯ガラス
  • 防犯フィルム
  • 面格子
  • 雨戸(シャッター)
  • 二重窓

これらの製品でカバーした窓を破壊することは困難になります。取り付け工事を必要とする製品もありますが、防犯フィルムなどは工事の必要がなくDIYでも可能です。

空き巣に「侵入しにくい」と思わせるための対策

先ほども言いましたが、空き巣は侵入しやすい家を探すために事前の下見を行ったうえで犯行に及びます。つまり、「侵入しにくい」と思わせることができれば被害を回避できるでしょう。

ここでは、空き巣に「侵入しにくい」家だと思わせる対策についてご説明します。

防犯意識の高い家だと思わせる

防犯意識が低そうなのはどんな家でしょうか。「窓や扉を開けっぱなしにしていることが多い」「周辺の清掃がなされていない」「ポストにチラシや新聞がたまっている」といった家は、泥棒への警戒が薄いと思われてもおかしくありません。

周辺の清掃が行き届き、庭木の管理や郵便ポストの整理もきちんとなされている状態は、防犯意識の高さがうかがえます。家の周囲は常に整然とするような習慣を心がけましょう。

留守の多い家だと悟られないようにする

事前に下見をする空き巣がチェックする項目の一つに「留守の多さ」があります。不在かどうか、あるいは留守にする機会が多いかどうかは照明や洗濯物、カーテンの状況などでおよその察しがついてしまいます。

このような留守の多い人向けに活用されているのが、遠隔操作で電化製品を稼働したり室内灯を点灯させたりできるIoTアプリです。このアプリで、外出先から電化製品や照明を動かすことができます。不在時でも在宅のように見せかけ、空き巣を近寄らせないようにする防犯対策が可能です。

さらに、旅行や出張で長期に家を空けるときは、新聞や郵便物を留めおくなど、留守であることを悟られないようにしましょう。

防犯カメラや防犯センサーを設置する

防犯カメラが稼働中であることをアピールすることも効果があります。外壁などの目立つ場所に防犯カメラ稼働中のステッカーを貼っておくことで防犯意識の高い家であることを示し、空き巣が防犯カメラや防犯ブザー、センサーライトなどを見つけた時点で、犯行を諦める可能性が高くなります。

自宅の防犯対策にホームセキュリティを活用しよう

ご自身でセキュリティ対策に手が回らないという方は、警備のプロによるホームセキュリティの活用をご検討ください。

ホームセキュリティは、警備会社のセキュリティシステムを使ってご自宅を犯罪から守るサービスです。侵入検知時や火災などの異変が起きたときの通報、一次対応を警備会社に委ねることができます。

自宅に侵入した不審者の動きは、出入口に配置された開閉センサーと室内の空間センサーが検知します。警備会社がご自宅の状況を見守り、異常を検知すると自動通報により、パトロール員が急行する仕組みです。緊急事態を検知したときもパトロール員が駆けつけ、住まいの安全確認や110番・119番通報をしたりといった必要な対処をします。

一般的な防犯対策だけでは不十分と感じたら、ホームセキュリティの導入がおすすめです。

まとめ

侵入窃盗から住まいを守るためには、玄関や窓周りを中心としたセキュリティ対策が不可欠です。戸締りをしない家、窓の防犯が弱い家、死角が多く近所付き合いも薄い家は、空き巣に狙われやすくなることを把握しておきましょう。こちらでご紹介した、侵入が難しいと感じさせるような家にすることで、空き巣被害のリスクを軽減できます。個人でセキュリティ対策を立てて、足りない部分はホームセキュリティで補うなど、プロによるサービスの上手な活用も検討してみてください。

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