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防犯意識の高まりから、監視カメラを購入したり、防犯センサーライトなどを取り付けたりなど、自分でセキュリティ対策をとり入れる方が増えています。
警備会社のホームセキュリティも有力な選択肢になるかと思いますが、これを自分で行う場合、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
セキュリティ対策をご自身でしっかり行う姿勢は重要ですが、一人で抱え込むとかえってリスクを招く可能性があることにも注意したいところです。
今回は、自分で行うホームセキュリティについて解説します。警備会社のサービスについても触れていますので、比較の参考にしてください。
ホームセキュリティを自分で行う一番大きなメリットは、コストを低く抑えられることです。
警備会社と契約するホームセキュリティを導入する場合、機器設置の初期費用に加え、月額のサービス料金が発生します。いくら防犯が大事だといっても、経済的な事情で利用が難しくなることもあります。
そんなご家庭にとって助けとなるのが、市販のセキュリティ製品です。
以前は高価だったセキュリティ製品も、普及が進んで安価で手に入るものも出てきました。
自分で行うホームセキュリティ対策として、市販のセキュリティネットワークシステムを活用するというのがあります。
カメラやセンサーライトなどの機器とスマートフォンが連動したシステムです。万が侵入を検知した場合、センサーライトが点灯し、その情報がスマートフォンに届きます。
警備会社のホームセキュリティにも同様のシステムがありますが、市販の製品でもここまでできるようになりました。
防犯カメラやセンサーライトなどの機器は、屋内の状況に合わせ、必要な分だけ自分で取り付けます。不在時の監視やペットの見守りなども可能な製品もあります。
監視カメラやテレビドアホン、防犯センサーライト、ワンドア・ツーロックなども、自分でできる有効なセキュリティ対策となります。
監視カメラをご自宅の玄関やベランダなどに取り付けることで、大きな犯罪抑止効果を期待できます。
屋外の監視カメラ設置は風雨にさらされることから、防水性能や防塵性能を備えた丈夫で壊れにくい製品がおすすめです。ただし、これら高性能カメラはおのずと高価となります。コストを抑えるのであれば、性能や耐久性の面で妥協するしかありません。
テレビドアホンとは、モニター画面付きインターホンのことです。玄関脇に設置されたカメラ搭載子機と、室内のモニター画面機能搭載のインターホン親機をつなぐことで、訪問者の映像を確認しながら会話ができます。
インターホンからテレビドアホンへの取替は、電源の種類によっては自分で行うことも可能です。ただし、新たにコンセント設置工事が必要な場合、電気工事士資格を持つ業者にお願いすることになります。専門業者に頼むと自分で取り替えるよりコストはかさみます。
玄関やベランダに取り付ける防犯センサーライトも有効です。センサーは人の温度を感知すると光る仕組みで、不審者の侵入を知らせる効果があります。取り付ける際は不審者に外されないよう、高い場所を選ぶことが大切です。
ドアに1つに2つの鍵を取り付けるワンドア・ツーロックは防犯の原則です。二重ロックの玄関ドアや窓ガラスは外側からこじ開けるのに時間がかかるため、侵入を諦めさせる効果が期待できます。
そのほか、サムターン回し防止アイテムやピッキングに強い鍵への交換も、自分でできる対策です。
自分で行うホームセキュリティには安価なメリットがある一方で、対策が不完全になりやすく、失敗するとかえってコスパが悪くなるなどのデメリットに注意が必要です。
自分でセキュリティ製品を揃える際は、以下のような点を押さえておいてください。
自分で行うセキュリティ対策は、製品選びから設置場所の決定、取り付けまで、すべて自己責任で行うことを意味します。対策は十分できているようにみえてもプロからみれば甘かったり、場所と製品のミスマッチが起こったり、その判断はなかなか難しいものです。必要な場所に必要な製品を選ばないと、せっかくの効果も半減します。
計画をうまく運ぶためにはそれなりに知識や情報の収集が欠かせません。
警備会社のホームセキュリティを導入する場合はこれらをすべてお任せできますが、自分で行うとなれば大変ですし、しっかりやったとしても不完全な部分が残るかもしれません。
「まさかこんなところから?」と思うような場所からでも侵入されることがあります。確実に対策を進めたいのなら、警備会社によるホームセキュリティを選ぶのが得策です。
対策が甘かったり、間違っていたりすると、侵入の被害に遭うリスクが高いです。防犯に完璧な対策はないからこそ、万全に近い対策が求められます。
留守の多い家や、外側からの視界を阻む死角のある家は侵入の被害に遭いやすいことがわかっています。セキュリティ対策は、立地環境や建物の構造、周辺の治安なども考慮する必要があり、総合的な判断が不可欠です。
監視カメラや防犯センサーライト、ネットワークシステム、テレビドアホン、その他必要な防犯アイテムをできる限り揃えようとすると、かえって費用は高くなる可能性があります。
監視カメラ一つとっても性能次第では高価です。対策の内容によっては、思った以上にコスト面のメリットは感じられないかもしれません。
万が一、侵入の被害に遭った場合、荒らされた部屋の状況を確認し、警察へ通報しなければなりません。精神的なショックも重なって、大きな心労負担が予想されます。
また、留守中や外泊中に被害に遭った場合は発見が遅れ、犯人の逃亡を許してしまう可能性もあります。自分で行うホームセキュリティは、迅速な対処や解決が難しくなるのがデメリットです。
警備会社と契約を結んで利用するホームセキュリティは、性能の高い機器はもちろん、パトロール員が駆けつけるサービスなど、さまざまなメリットがあります。
ワイヤレスの空間センサーや開閉センサーなど、専用機器を屋内に配置して厳重な警戒態勢をつくります。各種センサーの場所や必要な数は、セキュリティ診断を行った担当者が適切に判断。セキュリティに関する不安や悩みは、何でも質問してアドバイスをもらえるところも安心です。
センサーには火災やガス漏れを検知する機能もあるため、火の不始末やガス漏れによる危険をいち早く把握し、被害拡大防止にも寄与します。
ホームセキュリティを導入すると、24時間365日、自宅の状況を見守ります。警戒中は在宅・不在問わず、いつ異常が起きても警備会社が把握して対処できるシステムが完備されていて、就寝中や子どもが一人で留守番をしているときでも、在宅警戒モードにしておけばセンサーで異常を検知できます。
出張や旅行などで家を長期不在にするときでも、24時間365日、安全・安心を見守るセキュリティがあると思えば安心しで出かけることができます。
警備会社のステッカーを家の目立つ場所に貼ることができるのも、ホームセキュリティの大きなメリットです。警備会社の存在を知らしめることで侵入などの被害を未然に防ぎ、大切な住まいを守ることができます。
警備会社のホームセキュリティ最大のメリットといえば、何か起きたときの駆けつけサービスです。
センサーで異常を確認した警備会社から、パトロール員が現場に駆けつけて状況確認を行い、警察への通報や救急車の手配など必要な対応をとってくれます。パトロール員はみな救命や消防の訓練を積んだ警備のプロなので、安心してお任せできます。
万が一侵入の被害に遭ってしまった場合、警察への通報が必要ですし、被害の把握もしなければなりません。警備会社に事後対応の一部をお任せできて、利用者の負担を軽くしてくれるのはメリットではないでしょうか。
ホームセキュリティ導入で壁になるのが、費用の問題かもしれません。
ホームセキュリティの導入でかかるのは、初期費用と月額料金です。それぞれどれくらいの費用がかかるかは、「機器の買い上げ」か「レンタル」かによって異なります。
CSPのホームセキュリティ費用を例に、ご説明します。
例)4LDKへ導入の場合
設置機器 | |||
---|---|---|---|
セキュリティコントローラー | ×1 | ワイヤレス開閉センサー | ×7 |
ワイヤレス空間センサー | ×2 | 火災センサー(熱式) | ×1 |
機器お買い上げの場合
月額料金 | 機器工事費※1 |
---|---|
3,960円(税込) | 266,640円(税込) |
※1…機器工事費は、機器代金と工事代金の合算です |
機器レンタルの場合(5年契約)
月額料金※2 | 保証金 |
---|---|
10,120円(税込) | 20,000円(非課税) |
※2…月額料金は、警備料金と機器レンタル代金の合算です |
工事費や機器費は、機器の設置数で変わります。機器の数や導入システムはご自宅の間取りやお部屋の広さ、周辺環境に合うもののご提案となりますので、このあたりも費用を左右する要素です。
何か問題が起きたとき、CSPに自動通報すると同時に、パトロール員が現地へ急行します。
利用者に代わってご自宅の異常の有無を現地で確認し、110番・119番通報といった一次対応をお任せできることから、外出などで不在の場合も安心を確保できます。状況はメールで通知され、何が起きたかをすぐに把握することが可能です。
自分で行うホームセキュリティには、コストを低く抑えられるメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあります。対策が不十分になっては犯罪被害リスクを高めますし、いろんな製品を揃えるとなると意外と費用がかかるかもしれません。何より、被害に遭ったときはすべて一人で対応する負担を背負います。こうしたデメリットを引き受けての対策となる点を留意して、ホームセキュリティを警備会社に任せるか、自分で行うかを決めましょう。
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