高齢者に多い怪我とは?家庭内で起こる事故と注意すべきポイント

公開日:2026年2月 6日

高齢者に多い怪我とは?家庭内で起こる事故と注意すべきポイント

高齢になると、ふとした動作が大きな怪我につながる場合があります。小さな段差に足を取られたり、浴室で滑ったりといった場面はもちろん、ベッドからの転落や玄関でのつまずきなど、身の回りには意外な危険が潜んでいます。特に、家庭内での事故は多く、すり傷や打撲といった軽い怪我もあれば、骨折や頭を打つ重い症状に至るケースも少なくありません。放置してしまうと、寝たきりや介護が必要になるおそれもあるため、日頃からの対策が必要です。

この記事では、高齢者に多い怪我の種類や起こりやすい場所、家庭でできる予防策を詳しくご紹介します。

高齢者の怪我はなぜ増えるのか?

加齢に伴う身体機能や注意力の変化は、若い頃には問題なく行えていた動作を不安定にし、怪我の発生率を高めます。特に、家庭内では生活習慣や住環境の影響も重なり、事故が起こりやすい条件がそろいやすくなります。ここでは、高齢者が怪我をしやすくなる背景を、発生場所と身体的要因の両面から見ていきましょう。

家庭内で起きる事故が大半

高齢者の怪我は、外出中よりも自宅での生活中に起こることが多く、日常の生活環境が事故現場になる傾向があります。消費者庁の資料によると、65歳以上の不慮の事故による死亡では、「転倒・転落・墜落」が最も多く、令和3年においては9,509人にのぼっています。これは交通事故による死亡者の約4倍にあたる深刻な数字です。

さらに、転倒事故の約8割は、スリップやつまずきによって起こる、同一平面上の事故が占めています。つまり、段差やぬれた床、滑りやすい敷物や家具の配置など、見慣れた生活空間の中にこそ、怪我の原因が潜んでいるのです。

出典:消費者庁「高齢者の不慮の事故」

身体の衰えと注意の変化

加齢によって筋力や柔軟性が低下すると、足を高く上げる動作や急な方向転換が難しくなります。視力や反射速度の低下により、足元の障害物に気づくのが遅れることもあるでしょう。さらに、持病や服薬の影響でふらつきが生じる場合もあり、このような身体機能や注意力の変化が重なって、転倒や衝突のリスクが高まります。

高齢者に多い怪我の種類

高齢者が日常生活の中で負う怪我は、軽い擦り傷から入院が必要な骨折までさまざまです。年齢による体の変化や生活環境の影響で、同じ転倒でも若い頃に比べて重症化しやすく、回復にも時間がかかります。ここでは、家庭内で起こりやすい怪我の種類と特徴についてご紹介します。

擦り傷や打撲などの軽傷

家具の角やドア枠に体をぶつけたり、カーペットや敷物につまずいたりして負うのが、擦り傷や打撲です。軽症に見えても、高齢者は皮膚が薄く血流も減っているため、治癒が遅れる場合があります。

骨折(大腿骨・手首など)が深刻

大腿骨や手首の骨折は、転倒時に手や足で体を支えようとした際に発生しやすく、入院や手術が必要になるケースが多く見られます。骨折後は長期の安静やリハビリが必要になり、筋力低下によって歩行が困難になるおそれもあります。結果的に要介護状態へつながる例も少なくありません。

頭部打撲による脳へのダメージ

転倒時に頭を打つと、外傷がなくても脳内出血や脳震盪が起こる場合があります。症状が遅れて出ることもあり、48時間程度は吐き気や意識の変化、ふらつきなどを注意深く観察しなければなりません。高齢者は血管がもろくなっているため、軽い衝撃でも重い症状を引き起こす危険性が高まります。

どこで怪我は起きる?家庭内の危険箇所

高齢者の怪我は、自宅のあらゆる場所で起こる可能性があります。ここでは、注意が必要な家庭内の場所と、起こりやすい事故の特徴をご紹介します。

居室・寝室

ベッドや布団から立ち上がる瞬間は、血圧の変化でふらつきやすくなります。家具の角に足や膝をぶつけるだけでなく、床に置かれた新聞や衣類に足を取られて転倒することもあるでしょう。夜間は足元が見えづらく、リスクが高まります。

廊下

照明が暗い廊下では、足元の段差や障害物に気づきにくくなります。玄関マットなどの敷物のめくれや電気コードは、つまずきの原因になりやすく、荷物を持った状態では避けにくいでしょう。

階段

階段で起こりやすい、踏み外しやバランスを崩しての転倒は、骨折や頭部外傷など、重症化しやすい怪我です。手すりがない場合はもちろん、手すりがあっても握力が弱っていると、支えきれない場合もあります。足元が暗い時間帯や急いでいるときは、危険度がさらに高まります。

台所・食堂

調理中に水や油が飛び散ると、床が滑りやすくなります。床に置いた買い物袋や鍋、調理器具なども転倒を招く要因です。火や刃物を使っている最中に転倒すると、二次的な怪我の危険もあります。

浴室・脱衣所・洗面所

ぬれた床で足を滑らせたり、衣服の着脱時に体のバランスを崩したりするケースが多くあります。浴槽のふちをまたぐ際には、足を高く上げる必要があり、筋力や柔軟性が低下している高齢者は注意が必要です。

トイレ

立ち上がる・座る動作には、下肢の筋力やバランス感覚が必要です。狭いスペースのため転倒時に体を支えにくく、壁や便器に強くぶつかってしまう危険があります。

玄関・勝手口

靴の脱ぎ履き時には片足立ちになるため、ふらつきやすくなります。雨でぬれた床や滑りやすいスリッパ、靴下なども転倒を引き起こす要因です。特に、外出・帰宅時は荷物を持っていることが多く、バランスを崩しやすくなります。

庭・ベランダ・駐車場

段差や傾斜、不安定な足場などが多く、天候によって滑りやすくなる場合もあります。ガーデニングや洗濯物干しの際に転倒し、骨折や打撲を負うケースも珍しくありません。

家庭でできる高齢者の怪我予防の工夫

高齢者の怪我は、住環境の整え方や日常の習慣によって、ある程度リスク軽減につなげられます。ここでは、家庭内で取り組みやすい予防策をご紹介します。

つまずかない動線づくりで転倒を防ぐ

「段差をなくす」「敷居を低くする」「カーペットをしっかり固定する」など、足元の安全性を高めることが重要です。移動経路上に荷物を置かないよう意識すれば、日常的なつまずきの危険を減らせるでしょう。

手すりの設置で動作を安定させる

階段やトイレ、浴室など、立ち座りや方向転換が必要な場所には、手すりを設置すると安心です。体のバランスが取りやすくなり、転倒時の支えとしても役立ちます。握りやすい形状や高さを選ぶことで、より安全に利用できます。

暗がりを減らして足元を見やすくする

夜間の移動では、視界が悪く足元が見えにくくなります。センサー付き照明や足元灯を設置すれば、暗い廊下や玄関での視認性を高められます。特に、就寝中にトイレへ行く際に通る廊下や階段など、夜間でもよく通る場所への設置が効果的です。

軽い運動習慣で体の機能を保つ

筋力やバランス感覚を維持するためには、無理のない運動を日常に取り入れましょう。座ったままできるストレッチや、軽い歩行運動などを継続することで、転倒しにくい体を保ちやすくなります。

それでも不安が残るときの備え

住環境を整えても、予期しない転倒や急な体調変化を完全には防げません。特に、高齢者が一人で暮らしている場合、怪我をしても誰にも気づかれず、助けを呼べないリスクがあります。

このような万が一の状況に備えて、見守りサービスを日常生活に取り入れるという選択肢があります。センサーや通報機能によって異常を検知し、サービス事業者や家族に伝えられる体制を整えておけば、安心して暮らすための大きな支えになるでしょう。

「見守りハピネス」が支える“もしも”への備え

CSPが提供する「見守りハピネス」は、高齢者の暮らしを見守るサービスです。緊急通報ボタンやライフリズムセンサーを設置し、日常の様子に変化があった際には、CSPの指令センターに通報されます。

例えば、緊急通報ボタンが押された場合や、ライフリズムセンサーが動きを一定時間検知できなかった場合には、指令センターに通報が入り、状況に応じてパトロール員が自宅へ駆けつけて対応します。登録された家族にも連絡が届くため、離れて暮らす家族にとっても安心です。

まとめ

高齢者にとって、わずかな段差やふらつきが大きな怪我につながることは珍しくありません。擦り傷や打撲にとどまらず、骨折や頭部の損傷によって生活の質が低下する場合もあります。家庭内の環境を見直し、動線や照明を整えれば、このようなリスクを減らせるでしょう。加えて、自力で助けを呼べない状況への備えも欠かせません。

CSPのシニア向け見守りサービス「見守りハピネス」は、高齢者の日常を見守りながら、万が一の異変にも対応できる体制を整えたサービスです。高齢の家族が安心して暮らし続けられるよう、住まいの環境整備と併せて、「見守りハピネス」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

シニア向け見守りサービス「見守りハピネス」の詳細ページはこちら↓

見守りハピネス

ホームセキュリティサービス「ファミリーガードアイ+」
シニア向け見守りサービス「見守りハピネス」の資料請求
お見積り依頼はこちら↓

インターネットからのお問い合わせ(個人のお客様)

資料請求

お見積依頼

お電話からのお問い合わせ

24時間365日受付中! 0120-810602

個人のお客様

  • ファミリーガードアイ+
  • 見守りハピネス
  • プライベートエリアガードアイ
  • ファミリーガードアイ+ 見守りハピネス サービス紹介・活用コラム
  • 改札通過通知サービス
  • オンライン入会キャンペーン実施中