空き巣はマーキングで狙いを定めている?知らないと危ないサインと防犯対策

公開日:2025年10月17日

空き巣はマーキングで狙いを定めている?知らないと危ないサインと防犯対策

玄関先やポストに、見覚えのない記号や印が書かれていたことはありませんか? そのような記号や印は、もしかすると空き巣が残した「マーキング」かもしれません。空き巣は事前にターゲットとなる家の情報を調べ、侵入のしやすさや在宅状況を判断してから行動を起こすことが多いのです。

この記事では、空き巣がターゲットとなる家を決める具体的な手口や実際に使われている記号と併せて、今すぐ始められる防犯対策について詳しくご説明します。大切な家族と財産を守るためにも、ぜひ最後までご覧ください。

空き巣の手口に「マーキング」が使われる理由

空き巣はただの思いつきで犯行に及ぶのではなく、綿密な下見をします。その際に使われるのが、「マーキング」と呼ばれるサインです。

マーキングとは?空き巣の下見で使われる「サイン」

空き巣はやみくもに家を狙うのではなく、事前に下見をして、侵入しやすい家かどうかを見極めます。その際に用いられるのが「マーキング」と呼ばれる手口です。玄関ポストやガスメーター、門扉、インターホンの近くなど、目立たない場所に記号や印を書き残すことで、ターゲットの情報を記録します。

マーキングに使われるのは、単純な記号や文字に見えるものです。例えば、「○」や「×」といった記号、アルファベットや数字など、さまざまなパターンがあります。これらは、チョークやマジック、シールなどで記されるため、住人が掃除などをしない限り、長期間残るケースも多いです。特に最近では、シールや紙切れに、小さな記号を記して貼りつけるといった手口も見られています。

マーキングの怖い点は、目につきにくいため気づかずに放置してしまうことがある点です。気づかずに放置していると、結果的に「ここは無防備な家」と空き巣に判断される原因になってしまいます。

マーキングが使われる背景には「情報共有」がある

マーキングは、空き巣が単独で使用するだけでなく、組織的な犯行グループの中で「情報共有ツール」として活用されるケースも少なくありません。例えば、あるグループの一員が下見をして記号を残し、別のメンバーがその記号をもとに侵入を試みるといった、分業体制で犯行が行われることもあります。

さらに、マーキングの情報は、複数のグループ間で共有されるケースもあります。初回は見逃されても、後日になって別の空き巣犯が同じ記号を目印に再び狙ってくるなど、被害を受けるリスクが残り続けるのです。

一度マーキングされた家は、長期間にわたって空き巣のターゲットとされる可能性があるため、不審な記号や印を見つけた際は、決して放置せず、速やかに対処することが大切です。

実際に使われているマーキングの例と意味

空き巣が使うマーキングには、いくつかのパターンがあります。記号の意味を知ることで、危険なサインを見逃さずに済みます。

よくある記号とその意味

マーキングは一見意味のない記号に見えても、空き巣にとっては重要な情報です。実際に報告されている代表的な記号とその意味をご紹介します。

  • ◎または金色シール:金品が多く裕福だと判断された家
  • ○または赤(白)色シール:侵入しやすい家
  • △または黄色シール:侵入できる可能性のある家
  • ×または黒色シール:警備が厳重な家=侵入が難しい家
  • Sまたは紫色シール:単身者(Single)=一人暮らしで無防備になりやすい家
  • Wまたはピンク色シール:女性(Woman)の一人暮らし=狙いやすい家
  • K(R、ロ):高齢者世帯=反応が遅れると考えられる家
  • Fまたはオレンジ色シール:家族(Family)=在宅率が高そうな家
  • 赤:赤ちゃんがいる=騒がしい・侵入しにくい家
  • D:犬(Dog)がいる=鳴き声で発見リスクがある家
  • 留:留守が多い=留守中を狙いやすい家
  • 在:在宅時間が長い=侵入リスクが高い家
  • ○○-○○:留守の時間帯=時間指定で狙える家
  • →:次に狙う家または侵入口の方向を示す

これらの記号は、空き巣にとって「侵入すべきか」「いつ・どこから侵入するか」を判断するための目印です。一見シンプルな記号でも、複数の情報を組み合わせることで、空き巣は効率的に下見と犯行を行っているのです。

また、同じ記号でも地域や犯行グループによって意味が若干異なる場合もありますが、見覚えのない印を見つけた場合は、「危険なサイン」として早めに対処しましょう。

マーキングされる場所

マーキングは、住人や通行人の目につきにくい場所が選ばれます。ポストは定番の場所であり、特に裏面や投函口の下部は見落とされやすいポイントです。また、ガスメーターや電気メーターのカバー、インターホンの下や玄関ドアの側面、植木鉢の裏など、普段気に留めないような場所に記号が書かれていることもあります。

さらに、最近ではシールや目立たないステッカーを使って情報を残す手口も確認されており、形を変えながらマーキングは進化しています。

マーキングに気づいたときの対処法

もしも自宅周辺で見慣れない印や記号を見つけたら、どう対応すべきでしょうか? 正しい対処が、被害の未然防止につながります。

写真を撮ってすぐに消す

マーキングに気づいたら、まずスマートフォンなどで写真を撮り、証拠を残しておくことが重要です。記号の種類や場所、時間などを記録しておけば、万が一の際に警察への報告や地域での注意喚起に役立ちます。

写真を撮ったら、記号はすぐに消去しましょう。チョークで書かれている場合は水で洗い流し、油性マーカーの場合は市販の除去剤を使うと効果的です。情報が残ったままでは、空き巣に無防備な家だと判断され、再度狙われる可能性があります。

警察に報告する

実際にマーキングを見つけた家の周辺で、不審者がうろついていたり、未遂で済んだものの侵入されそうになったりした事例も報告されています。そのため、マーキングを単なる「いたずら」と片付けてしまうのではなく、犯罪の予兆と捉えて警察に届け出ることが重要です。

警察に通報することで、重点警戒区域としてパトロールを強化されるケースもあるため、地域全体の防犯にもつながります。

情報を共有する

自宅にマーキングがあったということは、周囲の住宅も同様に狙われている可能性があります。町内会やマンションの掲示板、SNSなどを通じて近隣に情報を共有することで、地域全体の防犯意識の向上につながります。

また、近所付き合いを行い、日頃から異変に気づきやすくなるような関係性を築くことも、空き巣対策には有効です。

マーキングを防ぐためにできる日常の工夫

マーキングを防ぐには、普段の生活の中にちょっとした工夫を取り入れると効果的です。誰でもすぐに始められる対策をご紹介します。

定期的な玄関まわりのチェック

玄関やポスト、ガスメーターなど、外まわりの設備を定期的に確認する習慣をつけましょう。出かける前や帰宅時に数秒だけでも確認すれば、不審な記号や印を早期に発見できる可能性が高まります。毎日の小さな注意が、防犯の第一歩になります。

表札に情報を載せすぎない

表札にフルネームを載せたり、会社名や業種などの情報まで書いたりしていると、空き巣にとって有益な情報を与えてしまうことになります。表札は名字だけにとどめ、個人を特定されにくい工夫をしましょう。

照明や在宅を装う工夫

人感センサー付きの照明は、夜間に玄関ドアや窓に人が近づくと、自動で点灯して周囲を明るく照らすため、空き巣は目立つのを恐れて近づきにくくなります。また、留守中にタイマーを使ってテレビやラジオを作動させ、生活音を演出することで、空き巣を警戒させる効果が期待できるでしょう。

最新のスマート家電を利用すれば、外出先からスマートフォンのアプリを使って、電源のオン・オフができるため、防犯対策の幅が広がります。

防犯グッズやセキュリティの導入で空き巣対策を強化

自力での見回りに限界を感じたら、防犯グッズやセキュリティサービスの導入を検討してみましょう。物理的な対策は、空き巣の侵入を大きく抑止します。

補助錠・防犯フィルム・防犯カメラなどで侵入を防ぐ

物理的な防犯対策を講じることで、空き巣の侵入を阻止したり、諦めさせたりする可能性を高められます。補助錠の設置は、窓や玄関ドアの侵入を難しくする最も基本的な対策です。「ワンドア・ツーロック」が原則とされており、1つの鍵を突破してもさらにもう1つの鍵があることで、侵入を諦めさせる効果が期待できます。

防犯フィルムや防犯カメラなど、複数の防犯グッズと組み合わせることで、より防犯対策を強化できるでしょう。

ホームセキュリティサービスを活用する

防犯対策をより強固なものにするなら、ホームセキュリティサービスの導入がおすすめです。各種センサーや通信機器を設置することで、外出中でも異常を検知・通報できます。

遠隔操作やスマートフォンとの連携も進化しており、留守中でも自宅の安全をリアルタイムで確認できるため、共働き家庭や高齢者世帯にとっても心強い味方となります。防犯対策に加え、見守りの側面でも大きな安心を得られるのが特徴です。

家庭の防犯対策に!「ファミリーガードアイ+」で始める安心の備え

さらに安心を求めるなら、プロの見守りサービスを活用するのも選択肢の一つです。CSPが提供する「ファミリーガードアイ+」なら、万全の対策が可能です。

侵入を検知する多彩なセンサー

「ファミリーガードアイ+」は、侵入検知に優れたホームセキュリティシステムです。窓やドアの開閉、人の動き、火災・ガス漏れといった異常を検知する各種センサーが設置され、空き巣が侵入を試みた際に異常を検知し、自動的に通報が行われる仕組みです。

センサーは家の複数箇所に設置できるため、死角となる場所や人の気配が少ない箇所でも見守りが可能です。設置や運用は専門スタッフが行うため、機器に詳しくない方でも安心して導入できます。

異常時にはパトロール員が駆けつけて対応

センサーが異常を検知すると、CSPの指令センターに自動で通報が入ります。必要に応じて現場にパトロール員が駆けつけ、その場で状況を確認して対応します。この対応力が、空き巣に大きなプレッシャーを与え、犯行を未然に防ぐ強力な抑止力になるのです。

また、パトロール員が駆けつけてくれることで、「いざというときも頼れる存在がいる」という心強さが、日常の安心感につながります。

防犯のプロによる24時間365日の監視体制

「ファミリーガードアイ+」は、24時間365日体制で監視を行っているため、日中の外出時や旅行中など、家を留守にしていても安心です。各種センサーとCSPの指令センターが連携し、常に自宅の安全を見守ってくれているという安心感があります。

自宅に人がいない時間帯は特に空き巣に狙われやすいため、誰もいないときでもプロが見守る体制が整っていることは、犯行をためらわせる大きな抑止力になります。

空き巣を寄せつけない環境づくりに貢献

防犯対策が整っている家は、空き巣に「見つかりやすい」「逃げにくい」「成功しにくい」と感じさせるため、犯行の対象から外されやすくなります。「ファミリーガードアイ+」の設置によって、下見段階で空き巣が「この家は危険」と判断し、犯行を思いとどまらせる効果が期待できるでしょう。

また、ホームセキュリティを導入している家があることで、その地域が「防犯意識が高い場所」と空き巣に警戒されやすくなります。目立つ対策があることで、周囲の家にも警戒心を促し、地域全体の防犯効果につながることもあるでしょう。

まとめ

空き巣は、無作為に家を選ぶわけではありません。下見によって入念にターゲットを選び、マーキングした情報をもとに、隙をついて侵入してきます。空き巣のターゲットにされないためには、日頃からの防犯意識と早期の対策が重要です。万が一、自宅で見慣れない記号を見つけたら、すぐに対応しましょう。

より安心を得るためには、センサーによる見守りと防犯を兼ね備えた、ホームセキュリティシステムの導入も検討してみてはいかがでしょうか。「ファミリーガード+」なら、空き巣への抑止力を高めながら、ご家族の安全・安心をしっかりと見守ります。

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