空き巣の前兆とは?注意すべきサインと今すぐできる対策を徹底解説

公開日:2025年8月 8日

空き巣の前兆とは?注意すべきサインと今すぐできる対策を徹底解説

空き巣による被害は、ある日突然起こるわけではありません。空き巣は下見を繰り返し、ターゲットを絞った上で犯行に及ぶケースがほとんどです。下見の際に、犯人による前兆が現れていることも多く、「家の周りに不審なマーキングがある」「インターホンが鳴ったが、外には誰も居なかった」など、ちょっとした違和感が、実は危険のサインかもしれないのです。

ここでは、空き巣被害の現状や前兆となるサインから、空き巣に狙われやすい家の特徴や効果的な防犯対策まで、詳しくご紹介します。

空き巣被害の現状

「空き巣」とは、住人が留守中の住宅に忍び込み、金品などを盗む侵入窃盗を指します。室内に無断で侵入されることによる精神的なダメージは大きいです。物が盗まれるだけでなく、生活空間が荒らされたことへの恐怖や、再び被害に遭うかもしれないという不安を、長く引きずることも少なくありません。

警察庁のデータによると、令和5年の住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数は1万7,469件で、前年と比較して11.3%増加しています。一日あたりでは約48件も発生しており、多くの住宅が被害に遭っています。

侵入窃盗の発生場所として最も多いのが一戸建て住宅で、認知件数の30.5%を占めます。侵入窃盗の手口では空き巣が最も多く、認知件数の26.8%を占めています。

これらのデータから、一戸建て住宅は空き巣による被害に遭いやすいことが分かるため、日頃から防犯意識を高め、対策を講じる必要があります。

出典:警察庁・住まいる防犯110番「データで見る侵入犯罪の脅威」

空き巣はなぜ下見をするのか

空き巣被害を未然に防ぐには、まず犯罪者の行動パターンを知ることが重要です。空き巣は、侵入前に下見をするといわれています。

なぜ空き巣は下見をするのか、目的と確認するポイントをご紹介します。

下見の目的とは?

空き巣が下見を行う理由は、リスクを最小限に抑えた上で金品を得るためです。犯罪を成功させるには、周囲に不審がられずに侵入し、短時間で目的を果たすだけではなく、安全に逃走しなければなりません。そのため、犯行前に入念に情報を収集する下見を行い、成功率が高いと見込まれる家を選んでいるのです。

また、最近では防犯意識の高まりから、防犯カメラを設置したりホームセキュリティを導入する家庭も増えており、空き巣にとって犯行を行うリスクが高まっています。犯行の失敗を避けるためには、侵入に適した家かどうかを、しっかりと見極めなければならないのです。

下見は、犯行を成功させる確率を高めるための、重要な準備といえるでしょう。

下見で確認すること

空き巣は、下見する際にさまざまなポイントを細かくチェックしています。

侵入や逃走のしやすさ

空き巣は、侵入が容易で逃走がスムーズに行える家を選びます。塀やフェンスの高さ、出入り口の位置、死角の有無などは、空き巣にとって重要な判断材料です。

例えば、外からの視線を遮る高い塀のある家は、一見すると安全に見えますが、侵入してしまうと外から見つかりにくいため、空き巣にとっては好都合な条件とされることもあります。また、裏口や勝手口、ベランダなどが道路から見えにくい位置にあると、侵入ルートとして目をつけられやすいでしょう。

人通りや人目の少なさ

空き巣は当然ながら人目を避けたがります。そのため、人通りの少ない路地にある家や、周囲の家々との距離が離れている家は、狙われやすくなるでしょう。

反対に隣家との距離が近く、日中に人の往来が多い地域では、人目につきやすいため、ターゲットから外れやすくなります。

留守の時間帯

住人が留守になる時間帯も、下見でチェックするポイントの一つです。夜遅くになっても照明がついていなかったり、郵便物がポストにたまっていたりすると、留守がちだと判断され、空き巣に狙われる可能性が高まります。

また、「毎朝同じ時間に出勤して夕方まで帰宅しない」など、毎日の生活パターンがはっきりしている家庭も、空き巣にとっては好都合な条件となります。

金目のものがあるか

空き巣は、家の外観や車、庭の様子や室内の家具・家電などから、金目のものがあるかどうかを推測します。

高級車や高級家具、大型テレビ、絵画などが外から見える位置にあると、空き巣のターゲットになりやすいため注意が必要です。

犬を飼っているか

空き巣は、犬の鳴き声や、犬小屋やリードの有無を確認します。犬を飼っている家に侵入した場合、犬の鳴き声によって近隣住民に気づかれるリスクが高まるためです。

特に、大型犬や警戒心の強い犬がいる場合は、侵入を諦める可能性が高まります。

空き巣に狙われる前兆とは?注意すべきサイン

空き巣は下見の際に、いくつかのサインを残していくことがあります。空き巣が残したサインに早く気づくことで、被害を未然に防ぐことにつながります。

空き巣に狙われる前兆となるサインをご紹介します。

マーキングされている

マーキングとは、空き巣が侵入しやすい家を特定するために残す印です。ポストや表札にシールや付箋が貼られていたり、記号が小さく書かれていたりする場合、マーキングの可能性があります。

マーキングには、家族構成や留守の時間帯を示す情報が含まれています。

  • 性別 M(Man):男性 / W(Woman):女性
  • 家族構成 F(Family):家族世帯 / S(Single):一人暮らし
  • 侵入の難易度 〇:侵入できる / △:可能性あり / ×:侵入できない
    例)
    WS822〇→女性の一人暮らし・8~22時留守・侵入できる
    F1016△→家族世帯・10~16時留守・可能性あり

小石が置かれている

玄関前や門扉などに、何気なく小石が置かれている場合も注意が必要です。これは、家に出入りがあるかどうかを確認するためのサインである可能性があります。

誰も出入りしていない場合は、小石の位置が変わらないため、留守がちだと判断されてしまうでしょう。

インターホンや電話で留守を確認される

空き巣はターゲットを選定する際、家の人が在宅かどうかを確認する手段として、インターホンを鳴らしたり、固定電話に非通知の電話をかけたりすることがあります。反応がなければ、留守であると判断され、ターゲットにされる可能性が高まるでしょう。

不審な電話が頻繁にかかってきたり、インターホンが鳴って出てみると誰もいなかったという状況が増えたりした場合、警戒が必要です。

不審な人や車を何度も見かける

家の周囲で見慣れない人や車を何度も見かける場合も、空き巣が下見をしている可能性が高いでしょう。犯行前の空き巣は、周囲の人の行動パターンや人通りの多さなどを調査していることが多く、何度も住宅街を訪れて情報を集めます。

セールスを装って在宅時間を確認される

空き巣は、セールスやアンケート調査を装って、在宅時間や家の中の様子を確認することも少なくありません。例えば、水道工事の案内や商品の紹介などの理由で訪問し、家族構成や生活パターンを探る場合もあります。

空き巣に狙われやすい家の特徴

空き巣被害を未然に防ぐためには、どのような家が狙われやすいのかを知っておくことも大切です。空き巣に狙われやすい家の特徴を詳しくご説明します。

留守が多い

空き巣は、住人が留守の時間帯を狙って犯行に及びます。そのため留守が多い家は、格好のターゲットになりやすいのです。置き配の荷物が長時間放置されていたり、洗濯物が干しっぱなしになったりしていると、留守がちだと判断されます。

空き巣はこれらの状況から、長時間家を空けていると判断し、侵入のタイミングを狙います。

防犯意識が低い

鍵をかけ忘れた窓やドア、古いタイプの鍵や簡単に壊せそうな鍵など、防犯意識が低い家は、簡単に侵入できる家として空き巣に判断されます。玄関だけでなく、窓やベランダの鍵も施錠しましょう。

また、補助錠や防犯フィルムを取りつけるなど、防犯に対する意識を高くすることで、空き巣を遠ざける抑止力になります。

死角が多い

周囲から見えにくい死角が多い家は、空き巣が人目を気にせずに侵入や犯行に及べるため、狙われやすくなります。高い塀や植え込みで囲まれていたり、裏通りに面していたりする家は注意が必要です。

空き巣は、犯行を第三者に目撃されることなく、短時間で侵入・退去したいと考えるため、死角が多い家は格好のターゲットになるでしょう。

人目につきにくい

人通りが少なく、近隣住民の目が届きにくい場所にある家は、空き巣に狙われやすいです。特に、夜間に暗い通りに面している家や、周囲に住民が少ない地域は注意が必要です。

さらに、近隣との関係が希薄であれば、異変に気づかれにくく、より侵入しやすくなるでしょう。

庭が手入れされていない

雑草が伸び放題になっていたり、落ち葉が散乱していたりと、庭が手入れされていないと防犯意識が低い家と見なされ、空き巣に狙われやすくなります。定期的に庭の手入れを行うことで、侵入の抑止につながります。

外灯や照明が少ない

夜間に周囲が暗くなる家は、空き巣にとって都合のよい環境です。外灯や照明が少ないと、人目を気にせずに犯行に及べるだけではなく、侵入経路や犯行の痕跡を隠しやすいため、空き巣の格好のターゲットとなります。

空き巣被害を防ぐための具体的な対策

空き巣被害を未然に防ぐには、日頃の対策が非常に重要です。空き巣から家を守るための、具体的な8つの方法をご紹介します。

マーキングを見つけたら速やかに消す

空き巣は、下見時に表札やポストなどに、チョークやシールでマーキングを残すことがあります。マーキングは犯行計画の一環であるため、見つけたらすぐに消しましょう。

また、不審な落書きやシールがないか、定期的にチェックすることも欠かさないようにしてください。

インターホンや電話に注意する

留守を確認するために、空き巣がインターホンを押したり、電話をかけてきたりするケースがあります。

カメラ付きインターホン、できれば録画機能が付いているものを導入すれば、空き巣は顔を見られることを嫌がるため、インターホンを押しにくくなります。また、電話は事前に登録している番号以外を着信拒否する機種や設定にしておけば、空き巣はそもそも電話をかけられなくなるため安心です。

不審者に注意する

近所を不審な人物がうろついていたり、同じ車が何度も周辺を通ったりする場合は注意が必要です。空き巣は複数回にわたって下見を行うことがあるため、見慣れない人や車を見かけたら、警察や近隣住民と情報を共有しましょう。

戸締りを徹底する

空き巣の多くは、無施錠の玄関や窓から侵入します。外出時はもちろん、在宅中でもしっかりと施錠しましょう。

特に勝手口や浴室の小窓など、死角になりやすい場所の鍵も、しっかり確認することが大切です。

留守だと悟られないように工夫する

長時間留守であることを空き巣に察知されると、侵入されるリスクが高まります。外出時には照明をタイマーで点灯させたり、荷物の置き配を避けたりと、留守だと悟らせない工夫をしましょう。

また、旅行や出張などで長期間留守にする場合は、郵便物や新聞の配達を止める手配も必要です。

見える場所に金目のものを置かない

窓から見える場所に貴金属やブランド品などがあると、空き巣に金目のものがある家だと判断されるおそれがあります。貴重品は外から見えない場所や金庫で保管し、カーテンやブラインドを活用して室内を見えにくくしましょう。

近所付き合いをする

近所の人と良好な関係を築くことで、空き巣や異常の発生を素早く察知できる体制を整えられます。日頃から挨拶を交わすだけではなく、地域の防犯活動に参加すると効果的です。

ホームセキュリティサービスを利用する

ホームセキュリティサービスの導入は、空き巣対策として非常に有効な手段です。24時間365日、警備のプロが安全を見守り、万が一の際にはパトロール員が対応してくれます。

万全の対策には「ファミリーガードアイ+」の導入を!

空き巣は下見を行い、侵入できる家だと判断してから犯行に及びます。そのため、小さな違和感を見逃さず、早めに対策を講じることが、被害を防ぐ鍵となります。防犯意識を高めることはもちろん、しっかりと防犯対策し、空き巣に侵入を諦めさせることが重要です。

空き巣から自宅を守るためには、CSPのホームセキュリティ「ファミリーガードアイ+」の導入がおすすめです。「ファミリーガードアイ+」は、24時間365日体制で自宅を見守り、万が一のときにはパトロール員が駆けつけて対応します。家族との大切な暮らしを守るためにも、「ファミリーガードアイ+」の導入を検討しましょう。

まとめ

大切な住まいとご家族を守るためには、さまざまな防犯対策を行っても、不安は残るでしょう。

CSPでは、空き巣被害から住まいとご家族を守る、ホームセキュリティサービス「ファミリーガードアイ+」をご提供しております。ご自宅に設置した各種センサーが、空き巣などの侵入や火災・ガス漏れなどを監視し、異常が発生した際にはCSP指令センターに自動通報され、パトロール員がご自宅まで駆けつけます。

それぞれのご家族のライフスタイルに合わせた使い方ができますので、ご自宅のセキュリティを強化するために、ぜひ「ファミリーガードアイ+」の導入をご検討ください。

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