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離れて暮らす高齢者や一人暮らしの方の様子が心配という人には、生活リズムセンサーの設置をおすすめします。生活リズムセンサーにはさまざまな種類があり、特徴や機能が大きく異なりますが、プライバシーに配慮しながら見守れることが大きな魅力です。この記事では、高齢者や一人暮らしの方向けの生活リズムセンサーの種類やメリット、導入方法やおすすめのサービスをご紹介します。
ご家庭に合った生活リズムセンサーを選ぶ際の参考にしてください。
高齢者や一人暮らしの方の生活と安全を見守るために、生活リズムセンサーを活用することは非常に有効です。導入する前に知っておきたい、生活リズムセンサーの基礎知識をご説明します。
生活リズムセンサーとは、住まいでの生活パターンや動きを検知し、異常を察知するためのシステムです。高齢者や一人暮らしの方の見守りを目的として設置されることが多く、日常生活の安全性を高めるために利用されます。
生活リズムセンサーは、家の中のさまざまな場所に設置され、高齢者や一人暮らしの方の動きや環境の変化をリアルタイムで見守ります。
生活リズムセンサーは、家の中のさまざまな場所に設置されたセンサーが、赤外線や超音波などを通じて高齢者や一人暮らしの方の様子を常に見守り、離れたところからでも情報を確認できるものです。
生活リズムセンサーの主な3つの機能をご説明します。
生活リズムセンサーの1つ目の機能が、人の動きの検知です。通常の生活パターンから逸脱した動きや環境の変化を検知することで、緊急事態が発生した場合に気付きやすくなります。
例えば転倒や急な体調不良などで、いつもの起床時間になっても動きがなかったり、長時間同じ場所にとどまっていたりした場合、通常とは異なる動きとして検知して、緊急事態を発見できます。
2つ目の異常を検知する機能も、生活リズムセンサーの重要な機能の一つです。センサーが火災・ガス漏れなどの異常を検知すると、音や光で知らせるため、異常に気付けます。
火災・ガス漏れは、重大な事故を引き起こす可能性があります。異常を検知する機能があれば、高齢者や一人暮らしの方の安全性を高めることが可能です。
3つ目の機能が自動通報です。生活リズムセンサーの多くが、緊急事態や異常を検知した際に、自動的に通報する機能を備えています。
センサーが緊急事態や異常を検知すると、警備会社や、事前に登録した家族などに通知が送られます。自動通報機能は、高齢者や一人暮らしの方にとって、特に安心できる機能です。
高齢者や一人暮らしの方の安全を第一に考え、日常生活において重要な場所にセンサーを設置することが重要です。
センサーの設置場所として、主なもの6つをご紹介します。
リビングは、高齢者や一人暮らしの方が日中のほとんどを過ごす場所です。日常的な活動が多い場所なので、センサーを設置することで、高齢者や一人暮らしの方の普段の生活を見守れます。
寝室は、夜間の動きを見守るために重要な場所です。夜間にトイレに行こうとして、ベッドから立ち上がる際に転倒してしまう事故は非常に多くあります。
緊急事態を発見するためにも、寝室への緊急通報ボタンや生活リズムセンサーの設置は欠かせません。
お風呂も転倒や体調不良のリスクが高い場所の一つです。浴室内の床はぬれて滑りやすい上に、急激な温度変化で体調不良を起こしやすいため、お風呂に緊急通報ボタンや生活リズムセンサーを設置することで、入浴中の異常を検知できます。
トイレもまた、転倒や体調不良が発生しやすい場所です。トイレに緊急通報ボタンや生活リズムセンサーを設置すれば、長時間の滞在や異常な動きを検知して対応できます。
火を使う場所であるキッチンは、火災や事故のリスクが高い場所です。異常な動きや環境の変化を検知するためにも、キッチンへのセンサーの設置は欠かせません。
玄関と廊下は、家の中と外をつなぐ非常に重要な場所です。玄関にセンサーを設置すると、外出や帰宅の動きを検知できるため、夜間の外出や長期留守に気付けます。
また、廊下は家の中で部屋と部屋とをつなぐ場所です。廊下に設置したセンサーで動きを検知することで、移動の状況や特定の部屋への滞在時間などの把握が可能です。
高齢者や一人暮らしの方の安全を見守るために、さまざまな種類のセンサーが開発されています。それぞれのセンサーの特徴をご紹介します。
開閉センサーは、ドアや窓の開閉を検知するセンサーです。玄関ドアや窓に設置することで、外出・帰宅を検知できるほか、空き巣の侵入を検知するなど防犯にも役立ちます。
バイタルセンサーは、心拍数や呼吸数、体温などの生体情報を測定し、健康状態をモニタリングするセンサーです。高齢者や一人暮らしの方の健康状態を24時間体制で見守り、異常が発生した場合にはアラートで知らせます。
見守り家電は、生活家電にセンサーを組み込んだものです。電球や冷蔵庫、湯沸かしポット、テレビなどにセンサーを組み込み、高齢者や一人暮らしの方の動きや環境の変化を見守ります。
具体的には、電球の照明の点灯状況から在宅状況を把握したり、冷蔵庫の開閉状況から食事の状況を把握したりできます。
生活リズムセンサーを設置することで得られるメリットは多岐にわたります。主な5つのメリットをご紹介します。
生活リズムセンサーは、昼夜を問わず、常に人の動きを検知し続けることが可能です。日中の活動パターンだけでなく、夜間の睡眠パターンや起床時間なども把握できるため、遠隔地からでも安心して見守れます。
転倒や体調不良、徘徊といったさまざまなリスクに対し、センサーが異常を検知して適切な対応をとることで、高齢者や一人暮らしの方の安全性が高まります。
センサーが異常な状況を検知すると、警備会社や、事前に登録した家族などに通知が送られます。緊急事態や異常を把握し、適切な対応をとることで、事態の悪化を防ぐことが可能です。
生活リズムセンサーは、高齢者や一人暮らしの方の生活を監視するものではなく、生活を見守り、異常を検知するためのものです。そのため、高齢者や一人暮らしの方のプライバシーを守れます。
センサーの種類や設定、設置場所によって、プライバシーに配慮しながら必要な範囲で見守ることが可能です。例えば、空間センサーはヒトから発する赤外線を検知するだけで、個人の姿を特定することはありません。
生活リズムセンサーを導入するには、いくつかの方法があります。ご家庭のニーズや状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。
生活リズムセンサーを導入する最も一般的な方法が、生活リズムセンサーのサービスを提供する警備会社に依頼することです。警備会社はセキュリティシステムの専門家で、生活リズムセンサーの設置や運用に関する豊富な知識と経験を持っています。
警備会社に依頼すれば、適切なセンサーの選定や設置と、24時間体制の見守りサービスを受けることが可能です。緊急事態や異常が発生した際には、パトロール員が駆けつけてくれるサービスもあるため、安心して生活できます。
生活リズムセンサーのサービスを提供しているのは、警備会社だけではありません。ガス会社や電力会社などの多くの企業が、生活リズムセンサーを含む見守りサービスを提供しており、高齢者や一人暮らしの方の安全をサポートします。
例えば、ガス会社や電力会社では、ガスや電気の使用状況と連動した見守りサービスを提供しています。
住んでいる地域によっては、警備会社やガス会社といった一般企業が提供するサービスだけではなく、自治体が提供する見守りサービスを利用できるかもしれません。日本全国で高齢者の単身世帯が増加したことで、多くの自治体が高齢者や一人暮らしの方を対象とした見守りサービスを提供しており、生活リズムセンサーの設置や運用をサポートしています。
例えば、東京都練馬区の「高齢者在宅生活あんしん事業」では、緊急通報システムや生活リズムセンサーのほか、見守り訪問や見守り配食などのサービスを提供しており、要件を満たせば利用可能です。
自治体の見守りサービスを利用することで、地域のサポートネットワークを活用し、安心して生活できます。ただし、すべての自治体が見守りサービスを提供しているわけではないので、自治体に問い合わせてみましょう。
生活家電にセンサーを組み込んだ「見守り家電」を購入し、自分で設置する方法もあります。例えば、冷蔵庫や湯沸かしポット、電球、テレビなどを設置するだけで、手軽に生活リズムセンサーを導入できます。
自分で設置する場合は、取扱説明書をよく読み、正しく設置することが重要です。
生活リズムセンサーを導入する際の流れを、6つの手順に沿ってご説明します。
まずは、生活リズムセンサーを導入する目的を明らかにしましょう。例えば、高齢者の見守りや一人暮らしの方の安全確保、火災・ガス漏れの異常検知など、具体的な目的を設定します。
目的が明確になることで、「どのようなセンサーが必要なのか」「どのように設置するのか」がわかります。
次に行うのが、目的に応じたセンサーの選定です。生活リズムセンサーには、動きを検知する空間センサー、ドアや窓の開閉を検知する開閉センサーなど、さまざまな種類があります。
目的に合ったセンサーを選ばなければ、効果的な見守りや異常検知ができません。
センサーを選定したら、次に設置場所を確認します。リビングや寝室、お風呂、キッチン、玄関、廊下など、住まいのどの場所にセンサーを設置するのかを決めます。
設置場所は、目的やセンサーの種類に応じて最適な場所を選びましょう。
設置場所が決まったら、実際にセンサーを設置します。設置後には、センサーが正常に動作しているかを確認するためのテストを行います。
センサーを設置した後に行うのが、システム全体が正常に動作しているかの確認です。センサーが異常を検知した際に、「適切に通知が送られるか」「通報システムが正常に機能するか」をチェックします。
最後に、定期的にメンテナンスを行います。センサーやシステムが正常に動作し続けるためには、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
これらの手順をご家庭で進めるのは容易ではないため、警備会社に依頼することをおすすめします。
生活リズムセンサーにはさまざまな種類がありますが、導入するならより安心感を得られる警備会社の生活リズムセンサーをおすすめします。
CSPの生活リズムセンサーは「ライフリズムサービス」の名称で、一定時間センサーが反応しない場合に生活反応が確認できないと見なし、通報するサービスです。もし倒れて動けなくなってしまった場合でも、自動的にCSP指令センターに通報するので安心です。
カメラを使用せず熱や動きを検知する生活リズムセンサーは、プライバシーに配慮した見守りが可能です。利用者が抵抗を感じにくいため、高齢者や一人暮らしの方の見守りに適しています。CSPの「見守りハピネス」では、2つのライフリズムサービスをご提供しております。
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