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開放感を得られる掃き出し窓を、リビングやダイニングに採用している住まいも多いでしょう。
ただし、掃き出し窓は空き巣に狙われやすいため注意が必要です。ここでは、掃き出し窓が侵入されやすい理由とあわせて、空き巣から住まいを守る対策についてご説明します。
掃き出し窓は、空き巣に侵入されやすい傾向にあるとされています。戸建てはもちろん、多くのマンションにも採用されている、掃き出し窓についてご紹介します。
掃き出し窓とは、窓の下枠が床と同じ高さで大きな開口のある窓のことで、主に庭やベランダ、ウッドデッキ、ガレージに出入りするために設置されています。
掃き出し窓の名前は、ほうきを使ってホコリやゴミを家の外に掃き出すために設けられていたことが由来しています。現在でも、掃除の際に掃き出し窓から、床のホコリやゴミを庭やベランダなどの屋外に掃き出す人もいるのではないでしょうか。
デザインも多く、一般的な引き違い窓以外にも、省スペースな片引き窓やシャッター付きなどの種類があります。
開放感のあるおしゃれなリビングやダイニングには、掃き出し窓のような大きな窓が欠かせないため、多くの住まいに設置されています。
多くの住宅に設置されていることからわかるように、掃き出し窓には多くのメリットがあります。掃き出し窓の6つのメリットをご紹介します。
床から天井近くまで届く掃き出し窓と、床と天井の間に設けられる腰窓との大きな違いは、光が入り込む量です。面積の大きな掃き出し窓は光を取り入れやすく、面積の小さな腰窓よりも室内が明るくなります。
そのため、リビングやダイニングなど、家族が集まることの多い日当たりのほしい空間に採用される傾向があります。
面積の大きな掃き出し窓は外の風景がよく見えるため、開放感と広がりを生み出すことが可能です。また、庭やベランダと室内が一体化するため開放的になります。
掃き出し窓がある部屋は、壁で囲まれている部屋よりも広く感じられるメリットもあります。
掃き出し窓が庭やベランダ、ウッドデッキ、ガレージに直接つながっていると、出入りがしやすくなるでしょう。ベランダで洗濯物を干したり、庭でバーベキューを楽しんだりする際にも、スムーズに出入りできます。
また、掃き出し窓は部屋と外との段差が小さいため、犬や猫などのペットを飼っているご家庭であれば、ペットが室外と室内を楽に移動できることもメリットです。
湿度の高い日本では湿気対策が欠かせません。大きな掃き出し窓を設置すると、風通しが良くなることがメリットです。
カビはアレルギーを引き起こす原因にもなります。掃き出し窓がある部屋は風通しが良くなり、湿気がこもりにくくなるため、カビの予防に役立ちます。
ただし、風通しを良くするためには、風の抜け道が必要です。掃き出し窓から入ってきた風が通り抜けられるように、反対側にも窓やドアなどを設置すると良いでしょう。
掃き出し窓は、ベッドやダイニングテーブルといった大きな家具や、ピアノや家電などの搬入・搬出にも大いに役立ちます。新築や模様替えなどで新しい家具を購入する際に、窓の大きさをそれほど気にする必要がないため、部屋の大きさに合った家具を選べます。
家具に限らず、家電やピアノなどを搬入する際によくあるのが、窓や玄関が小さくて室内に入れられないトラブルです。無理に入れようとすると、窓枠や壁などを傷つける恐れがあるため、掃き出し窓があると便利です。
火災や地震などの災害時にも、掃き出し窓は大いに役立ちます。人の背丈よりも大きい掃き出し窓は、万が一災害が起こった際に避難経路として活用できます。
一般的に、避難経路は玄関から離れた位置に設けることが前提です。掃き出し窓は玄関と離れた位置に設置されることが多いため、災害時に玄関がふさがってしまっても、掃き出し窓から脱出できます。
また、狭い玄関よりも広い掃き出し窓からのほうが、子供やお年寄りもスムーズに出入りできるので安全・安心です。
メリットの多い掃き出し窓ですが、空き巣に侵入されやすいという注意点もあります。掃き出し窓が空き巣に侵入されやすい3つの理由をご説明します。
掃き出し窓はそもそも、人が出入りしやすいように設置するものです。そのため、室内から室外に出入りしやすいということは、室外から室内に入り込まれやすいということにもなります。
空き巣などの犯罪者は、周囲に馴染むようにサラリーマンや作業員の格好をしている場合もあり、隣近所の人でも侵入に気づけない可能性があります。
さらに、近頃では近所付き合いをする人が減っており、違和感に気づいてもそのままにしてしまうケースが多いことも、掃き出し窓からの侵入が増加している原因の一つだと考えられます。
掃き出し窓周辺に死角が多いことも、掃き出し窓からの侵入が多い理由です。
戸建てに限らずマンションでも、目隠しフェンスやシェードを設置したり、花や木を植えたりするなどして、外からの視線を遮る工夫をしているでしょう。これらが空き巣の隠れ蓑となり、侵入が発覚しにくい原因となっています。
外からの視線が気になるからといって、掃き出し窓の周りに遮蔽物を増やすと、空き巣の侵入に気付きにくくなるため注意が必要です。
掃き出し窓の鍵の防犯性能が低いことも、掃き出し窓からの侵入が多い理由として挙げられます。
ほとんどの掃き出し窓には、取っ手を回して金具と金具を噛み合わせて施錠する「クレセント錠」が採用されています。クレセント錠は防音性や機密性は確保できる一方、防犯性能が低いことがデメリットです。
ガラスを割ったりして窓が壊されると簡単に鍵を開けられてしまうため、補助錠を取り付けるなど、掃き出し窓の防犯性能を高める対策が必要です。
空き巣の被害を防ぐためには、空き巣が侵入しにくい窓にすることが重要です。今すぐできる、掃き出し窓の6つの防犯対策をご紹介します。
空き巣にガラスを割られないように、ガラスの強度を高めるためには、防犯フィルムが有効です。ホームセンターやインターネット通販などで購入可能で、誰でも簡単に貼れます。
ただし、防犯性能の低いフィルムではあまり効果を得られないこともあるため、防犯性能が高いことを示す「CPマーク」のある商品を選びましょう。
出典:CPマーク-警察庁
補助錠も掃き出し窓の防犯対策に欠かせないアイテムです。空き巣は鍵周辺のガラスを割らなければ解錠できないため、鍵の数が増えれば増えるほど時間がかかり、侵入しにくくなります。
補助錠は窓の上部への設置が基本です。空き巣が窓の上部の鍵を開けるためには、立ち上がらなければなりません。立ち上がって鍵を開けると目立ちやすいため、侵入をあきらめる可能性が高まります。
掃き出し窓周辺に物が多いと空き巣が隠れやすくなるため、常日頃から片付けることを心がけましょう。
目隠しで植えた花や木が伸びすぎて外からの視界を遮らないように、定期的に手入れを行い、ある程度は見通しを良くしておくことをおすすめします。
掃き出し窓からの侵入を防ぐためには、センサーライトの設置も有効です。人感センサーが人の動きに反応して点灯し、周囲を明るく照らします。
空き巣は人目につくことを嫌うため、防犯対策として大いに効果を発揮するでしょう。
「防犯ガラス」や「合わせガラス」などと呼ばれる機能性ガラスは、厚みや耐衝撃性能があるため高い防犯性能が期待できます。他のガラスと比較して強度が高く、ガラスを割るまでに時間がかかるため、侵入に時間がかかることを嫌う空き巣に効果的です。
また、断熱性や遮熱性などを高めるために採用される、複数のガラスで構成された「二重窓」や「三重窓」も、ガラスを割るまでに時間がかかるため、防犯面でも効果が期待できます。
これから戸建てを新築される場合は、掃き出し窓にシャッターを取り付けることをおすすめします。
空き巣は侵入に時間がかかる家を嫌うため、掃き出し窓にシャッターが付いている家と掃き出し窓だけの家があれば、後者を選ぶでしょう。万が一、シャッターを破って侵入しようとしても、金属製のシャッターを壊す際には大きな音が出るため、犯行を未然に防げる可能性が高まります。
掃き出し窓の防犯対策をより高めるためには、プロに任せる方法もあります。警備会社のホームセキュリティを導入するメリットをご説明します。
ホームセキュリティを導入し、掃き出し窓や玄関などの出入り口にセンサーを設置することで、空き巣の侵入の検知が可能です。
ホームセキュリティサービスの「ファミリーガードアイ+」では、警戒中のセンサーが侵入を検知すると、CSPの指令センターに自動通報します。パトロール員が駆けつけて迅速に現地を確認するため、被害の拡大を防止できます。
ホームセキュリティを導入すると、警備中であることを示すために、警備会社のステッカーが貼られます。
空き巣は侵入しやすい家を常に物色しているため、ステッカーを目に付く場所に貼ることで、リスクが高いと判断して侵入をあきらめるでしょう。
空き巣などの犯罪者を家に入れないためには、隙を与えないことが重要です。警備会社のステッカーの存在をアピールするだけでも、防犯効果を高められます。
掃き出し窓は快適性や利便性が高い一方、外部から侵入されやすいため、十分な防犯対策が必要です。防犯フィルムや補助錠など、自分で手軽にできる対策もありますが、警備会社に依頼する方法もあります。住まいの環境やライフスタイルにあわせた防犯対策を取り入れ、安全・安心な暮らしを手に入れましょう。
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