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子供のために保護者ができる防犯対策とは?危険な場所と行動も解説

公開日:2024年8月17日

子供のために保護者ができる防犯対策とは?危険な場所と行動も解説

子供を犯罪から守るにはどうすればよいか。これは、保護者のみなさんなら誰もが抱える共通の課題ではないでしょうか。保護者がまずしておきたいのは、目の届かない場所で子供が危ない目に遭っていないか、その行動に防犯上の問題がないかチェックすることです。防犯に必要な行動は、親子のコミュニケーションと意思疎通からはじまります。

今回は、子供のために保護者ができる防犯対策と、犯罪発生リスクが高い危険な場所と注意したい行動について解説します。

その行動は大丈夫?子供の危険度チェック

学校の帰り道や遊ぶ場所、一人で留守番する際の子供の行動に問題ないかチェックしましょう。

  • 一人きりになっていないか
  • いつもどこで遊んでいるか
  • 知らない人に声をかけられていないか
  • 危ない人から逃げる方法を知っているか

一人きりになっていないか

子供が一人きりで行動するようなことがあるか、しているとすれば、どこでどのようなときか、確認しましょう。子供を狙った声かけやわいせつ行為、連れ去りなどは、一人きりになったときリスクが上がります。千葉県警によると、犯罪に巻き込まれた子供のうち一人でいるときが全体の約66%を占めていたとのことです。

登下校中一人になるタイミングや状況についても確認し、危険なルートであれば変更させるなどしてください。

出典:子供を犯罪から守りましょう!|不審者情報の分析結果-千葉県警察

いつもどこで遊んでいるか

子供だけで遊ぶ場所を保護者が把握することも防犯対策として必要です。目立たない場所にある空き地や公園の藪の中、人目につかない土手や橋の下など、子供だけで遊ばせるのは危険な場所もあります。子供を狙った不審者による声かけやわいせつ行為は、そのような大人の目の届きにくい場所で発生することが多いです。

知らない人に声をかけられていないか

登下校中に知らない人に声をかけられたことがないか、かけられたとすればどのような場所で、そのときどのような反応をしたのかもチェックしましょう。

子供に対する連れ去りや強制わいせつなどの重大犯罪は、何気ない声かけがきっかけで起こります。どんなに優しい言葉で声をかけられても、知らない人からの誘いには断るように言い聞かせましょう。

危ない人から逃げる方法を知っているか

子供が不審な人に声をかけられたりつきまとわれたりした場合、どのように対処してどこに逃げたらよいか、わからないと逃げようがありません。登下校ルートの近くに交番があればその場所やルートを子供と一緒に歩いてみましょう。

また、不審者につきまとわれたとき逃げる場所として「子ども110番の家」があります。コンビニやスーパー、民生委員の自宅など、子供が犯罪者に狙われた場合の駆け込み場所として各地域に用意されています。居住区の子ども110番の家がどこにあるか親子で調べて共有しましょう。

子供が犯罪に巻き込まれやすい場所を知る

子供が犯罪に巻き込まれやすい場所とその危険性について知ることも大切です。警察の調べから、子供が犯罪に遭いやすい場所は「路上」「公園」「商業施設(駐車場)」「住宅内の共用部分」であることがわかっています。

出典:警視庁子ども・女性の安全対策に関する有識者研究会-提言書

路上

登下校や塾、友達の家からの帰り道といった路上で声かけやつきまといが多く発生しています。千葉県警の調査でも、子供を狙った犯罪の約6割が登下校や帰宅時に発生しているとのことです。

路上で一人になる場合は、徒歩に限らず自転車でも要注意です。とくに遅い時間の通学路や塾からの帰り道で一人にさせない対策が欠かせません。

出典:子供を犯罪から守りましょう!|不審者情報の分析結果-千葉県警察

公園

遊具が多く緑も豊富な公園は子供の遊び場として最適な一方、声かけや連れ去りが起きやすい場所である点にも注意しなければなりません。被害は遊具のかげや木陰など、見通しの悪い場所で発生しています。このような場所はたとえ複数人で遊んでいても危険なので、近づかせないようにしましょう。

商業施設(駐車場)

子供に対する声かけ事案は、スーパーやコンビニなど商業施設でも発生しています。とくに注意したいのが、広くて死角も多い駐車場です。不審者が車や利用客に紛れていたら、子供に声をかけても目立ちません。

また、車中で待機しながらターゲットを物色できるため、犯罪者にとって何かと都合のよい環境でもあります。子供に対しては、万が一「車で送ってあげる」と言われても断って逃げるよう言い聞かせましょう。

住宅内の共用部分

集合住宅の共用玄関や廊下、踊り場、エレベーターなどは、子供が一人になりやすく、不審者はその機会を狙って様子をうかがっています。駐車場や路上から様子をうかがい、住人のふりをして後からつけてくるのが犯罪者の手口です。

子供に限りませんが自宅の近くまでくると気が緩みやすく、不審者がいてもその存在に気づかないかもしれません。家の中に入って鍵をかけるまで知らない人物につきまとわれていないか、気を付けるように言いましょう。

子供に教えたい身を守るための防犯行動

ここでは子供を危険な目に合わせないための防犯行動をご紹介します。

被害に遭ったときの対応を教える

不審な人に声をかけられたりつきまとわれたりした場合は、「すぐ逃げる」を守らせてください。どのような甘い文句で誘われてもついていかず、しっかり断ることを言い聞かせます。

逃げる際に「ワ―」「キャー」といった悲鳴では周囲にうまく伝わりません。ここはしっかりと「助けて―」と大きな声で叫ぶように教えましょう。

子ども110番の家の場所を教える

子供が犯罪に遭いそうになったときに逃げ込める「子ども110番の家」を親子でチェックしましょう。

地域ごとにデザインが作成されたステッカーやプレートが掲示されているのが「子ども110番の家」の目印です。オリジナルデザインのマスコットや地域のご当地キャラクターが採用され、子供が親しみやすいデザインになっています。「子ども110番の家 地域名」で検索してどのようなデザインが採用されているか確認しておくことをおすすめします。

防犯標語「いかのおすし」を教える

「いかのおすし」とは、警視庁が子供向けの防犯対策に考案した標語です。不審者に対する適切な行動を子供でも覚えやすいような内容で教えてくれます。

≪危険を回避するための「いかのおすし」≫

  • いか:ついて「いか」ない
  • の:車に「の」らない
  • お:「助けて」と「お」おごえを出したり、威嚇ブザーを活用する
  • す:怖い思いをしたら大人のいるほうへ「す」ぐ逃げる
  • し:周りの人にすぐ「し」らせる

子供が不審者にとるべき正しい対応はこの標語のなかにすべて込められていますので、クイズとして、子供と一緒に覚えてみるのがよいでしょう。

エレベーターに乗る際の注意点を教える

防犯行動として適切なエレベーターの乗り方があります。

  • 大人と二人きりで乗らない
  • 階数ボタンより先に「閉」ボタンを押す。万が一大人と同乗する場合は先に階数ボタンを押させる。こうして自分の行先を知られないようにする
  • 立ち位置は、階数ボタンを横に、壁を背に向けるように立つ。
  • 防犯カメラがある場合は、カメラに映る位置を意識する
  • エレベーターを降りて部屋へ行くまでは後ろに注意して歩く

たとえ相手が知っている顔でも、大人と二人きりで乗らないよう徹底させましょう。乗るまで後ろに誰かいないか注意を配ることも大切です。

万が一後から乗り込まれて怪しいと感じたら、すぐ次の階を押すようにさせます。

不審な声かけ手口を教える

千葉県警HPでは、不審者情報として具体的な声かけの手口を公表しています。優しく「一緒に遊ぼう」と声をかけたり、「〇〇駅はどこですか」と場所を尋ねるふりをして近づくというものです。その手口はさまざまですが、共通するのは甘い文句ややさしい口調を使い、ときに困ったふりをして子供の気を引こうとするところです。

もし不審な人物に声をかけられても絶対についていかないよう言い聞かせ、「助けてと大声を出す」「子ども110番の家に逃げ込む」「威嚇ブザーを使う」などの適切な行動を教えましょう。

出典:子供のために保護者ができること-千葉県警察

行き先と帰宅時間を共有する

子供の外出時は「行き先」と「帰宅時間」を確認して、共有しましょう。子供の行動を親が把握しているかどうかはとても重要です。帰宅時間が遅かったり、帰宅ルートに危険が潜んでいたりする場合は付き添ってあげてください。

さらに、大人も外出する際には子供に対して「行き先」と「帰宅時間」をきちんと伝えることで、家庭の当たり前のルールとして定着させることが望ましいです。

犯罪を回避する子供用防犯グッズ

ここでは、子供に持たせたい防犯グッズをご紹介します。

威嚇ブザー

つきまとう不審者を撃退する「威嚇ブザー」。ただし、性能がよくないと効果を期待できません。みるべきポイントは音量です。おすすめは100db以上のタイプです。パトカーのサイレン音に匹敵する音量で、不審者を威嚇できる効果が期待できます。最低でも80db(電車の走行音)レベルは欲しいところです。

昨今の威嚇ブザーはGPS機能が搭載したタイプもあります。こちらを利用すると子供の位置情報も把握できて便利です。

見守りGPS

子供の所在地をリアルタイムで確認できると安全・安心です。子供に持たせる「見守りGPS」は、保護者がお手持ちのスマートフォンやタブレットから子供の位置情報を把握できるため、子供の安全・防犯対策として用いられています。

子供の現在地情報に加え、移動履歴や特定エリアの出入りも可能です。子供の行動範囲や使用ルートの確認ができ、危険な場所の出入りがあればその都度確認して注意を与えることができます。

子供用スマートフォン(キッズ携帯)

防犯グッズとして普及が高まっているのが、子供用スマートフォンです。これには電話・メールとった連絡機能だけでなく、威嚇ブザーやGPSなどの防犯機能が搭載されており、この1台を持たせるだけで安全確保から位置情報の把握まで対応できます。

機種によっては、威嚇ブザーが使用されたことを保護者のスマートフォンに通知できる機能もあるなど、子供の安全を守るためのあらゆる機能が搭載されているのが魅力です。

子供用スマートフォンには、特定サイトへのアクセスやアプリの利用を制限できるフィルタリング機能も搭載されています。子供に見せたくない有害情報はブロック設定できる仕組みです。さらに利用時間を制限できる機種も登場しています。子供に悪影響がないようさまざまな配慮が施されているため、防犯グッズに特化した利用も難しくありません。

子供だけの留守防犯におすすめ!CSPのファミリーガードアイ+

先述の通り、子供を狙った犯罪は「住宅」でも多く発生しており、留守中の子供を守るための防犯対策が欠かせません。空き巣などの侵入窃盗犯は子供や高齢者しかいないとわかれば、強引に押し入る危険性があり、万が一を想定した対策があると安全・安心です。

CSPのホームセキュリティ『ファミリーガードアイ+』は、そんな最悪の事態を想定し、可能な限りリスクを排除するための防犯サービスです。

ファミリーガードアイ+をご自宅に導入すると、侵入を検知するための防犯センサーがドア・窓など侵入リスクのある出入口に設置されます。そのため万が一侵入被害に遭っても、警戒中のセンサーが検知し、警備会社へ自動通報したり、威嚇ブザーが大音量で鳴動し、異常発生を近隣住民に知らせたりするなどの迅速な状況把握が可能です。

それだけでなく待機中のパトロール員が現場に駆けつけ現場の安全確認や110番通報、救急車の手配などに対応します。このように家族の安全が脅かされる事態になっても迅速かつ適切に対処するセキュリティシステムが備わっています。

ファミリーガードアイ+には家族の帰宅をスマートフォンアプリやメール通知で知らせるモバイル機能もあります。これにより子供の帰宅を外出先や勤務先からでも確認が可能です。

住まいと家族の安全を守るためのセキュリティシステムが備わったファミリーガードアイ+。留守中の子供の安全・防犯対策にご利用ください。

まとめ

子供を守るために保護者ができる防犯対策は、通学路や遊ぶ場所、よく利用する経路といった行動範囲を知り、安全対策を考えることです。危ない場所に近づいていないか、下校中に一人になるタイミングはないか、直接聞いて確かめましょう。危険を回避するための防犯行動も教え、威嚇ブザーや見守りGPS、子供用スマートフォンなどの安全グッズを持たせることも忘れないでください。

留守番を任せる子供の安全を確保するための対策も必要です。CSPのホームセキュリティは家族が危ない目に遭ったときすぐ駆けつけられる防犯サービスです。在宅中の子供の防犯対策にお使いください。

ホームセキュリティサービス「ファミリーガードアイ+」の詳細ページはこちら↓

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