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高齢者はなぜ熱中症になりやすい?原因と対策

公開日:2024年7月 5日

高齢者はなぜ熱中症になりやすい?原因と対策

「高齢者は熱中症になりやすい」と言われます。これは加齢にともなう身体機能の変化によるものです。そのため高齢者はそれほど暑くない日でも熱中症になることもあり、気温が上昇する時期は室内でも対策が不可欠です。何も対策をとらないと重症化のリスクを高めます。

今回は、高齢者が熱中症になりやすい理由や、熱中症を見分けるサイン、予防対策について解説します。

熱中症とは

熱中症とは、高い気温や激しい運動によって体温が上昇し、体温調節機能が働かなくなってめまいやけいれん、発熱、頭痛などさまざまな反応を引き起こす症状をいいます。

熱中症を引き起こす3つの要因

人間の体は本来、体温が上がっても熱を外へ出す仕組みがあるのですが、熱中症になると体温調節機能が追いつけないほど体温が上昇し、処置が遅れると意識障害や高体温などの恐れがあります。

環境省の『熱中症予防情報サイト』によると、熱中症は「環境」「からだ」「行動」の3つの要因によって起こるとされます。

環境 からだ 行動
・気温、湿度が高い
・日差しが強い
・エアコンがない
・高齢者
・乳幼児
・肥満体質
・糖尿病をお持ちの方
・低栄養状態
・脱水状態
・激しい運動
・長時間の屋外労働
・水分補給できない状況

これらの要因によって体温の調節ができず熱がたまって体温が上昇し続けた結果、起こるのが熱中症です。

熱中症の症状は3段階に分けられる

熱中症の症状は、重症度に応じて3つの段階に分けられます。

軽症の「Ⅰ度」には立ちくらみや筋肉痛、大量の発汗などが該当し、この段階では現場での応急処置で対応できるとされます。

中等症を意味する「Ⅱ度」は、頭痛や気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感といった症状が該当します。この段階は、病院に搬送して適切な処置を受けなければなりません。

重症を意味する「Ⅲ度」は、意識障害やけいれん、手足の運動障害、高体温が認められる段階で、入院して集中治療を受ける必要があります。

高齢者が熱中症になりやすい理由

上がり続ける体内の温度を止められないために起こる熱中症。熱中症は、高齢者ほどかかりやすいことが統計でわかっています。

総務省消防庁の『令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況』によると、この時期の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は91,467人。年齢区分別の内訳をみると65歳以上の高齢者がもっとも多く50,173人(54.9%)でした。

出典: 令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況|総務省

熱中症で救急搬送される高齢者の割合は増加傾向にあります。これも消防庁の報告データですが、2008~2009年は全体の40%だった65歳以上の割合は、2018~2021年には48~58%と約1.5倍に増えています。

出典:熱中症はどれくらい起こっているのか

高齢者が熱中症になりやすい理由として、以下の3つが考えられます。

温度を感知する機能が低下している

皮膚には温度を感知する機能が備わっています。脳が「暑い」と判断してエアコンを入れたり窓を開けたりするのは、温度を感知する機能があるためです。

ところが高齢になるとこの機能が低下するため、暑さを感じにくくなります。脳が「暑い」と判断できなければ、発汗や血管拡張といった体温を調節する機能も働きません。その結果、室内でじっとしているだけでも熱中症になるのです。

体温調節機能が低下している

人間の体には温度感知機能のほか、体温調節機能も備わります。

高い気温や運動によって体内に熱が溜まると、皮膚の血流量と発汗の量が増え、熱を外に出して体温を下げようとします。人間の体にはこのような体温調節機能があり、適切に熱を下げることができるのです。

高齢になると、この体温調節機能も低下します。血管の拡張や発汗などで熱を放出する動きが鈍く、その作用自体も弱いため、体温の適切なコントロールができず熱中症を発症してしまうのです。

体内の水分量が減っている

高齢になると体内の水分量が減るため、高齢者は脱水症になりやすいといわれています。

水分は筋肉で蓄えられ、その調節は主に腎臓が担っています。高齢になると筋肉量が減少して腎臓機能も低下するため、水分が不足しやすい状態になるのです。

さらに、知覚神経の働きも鈍くなり、のどが渇いている状況に気づけないことがあります。こうして水分補給の機会が失われることで脱水になり、熱中症のリスクが高まるのです。

症状から高齢者の熱中症を見分けるポイント

熱中症の症状は主に大量の発汗、筋肉痛、立ちくらみ、頭痛、吐き気、ひどい場合には意識障害やけいれんなどがあります。

しかし高齢者の場合、このような特徴的な症状が現れないケースも多く、熱中症かどうか見分けがつきにくいことがあります。そこで、熱中症の前触れとして現れやすい身体的な変化をご紹介しますので、熱中症を見分ける際の参考にしてください。

皮膚が乾燥している

熱中症になると水分が失われ唇や口の中が乾燥しやすくなります。症状が進行すれば皮膚もカサカサした状態になることがあります。

高齢者は、知覚神経の働きが低下していることでのどの渇きを自覚しにくく、口内の乾燥にも気づかないかもしれません。皮膚が乾燥していたら脱水のサインと捉えましょう。

食欲不振

理由もなく食欲が湧かないのは、熱中症のサインかもしれません。胃腸の働きが低下して吐き気や嘔吐があるのは、熱中症が進行したときに現れる症状です。

体が熱い

体がいつもより熱い状態だと熱中症が疑われます。高熱は主に風邪やインフルエンザなどにかかったときに現れる症状ですが、暑い時期の発熱は熱中症を疑う必要があります。重症化すると40度近くまで体温が上昇し、後遺症のリスクも懸念されます。

元気がない

いつも元気な人が大人しかったり、じっとして動かなかったりするのも熱中症を疑うポイントです。熱中症になると水分量と血液量が減ります。初期症状としてめまいや立ちくらみが現れるのは、水分と血液が足りなくなった結果、酸素や栄養素が全身に届きにくくなるためです。

症状が悪化すれば強いだるさと倦怠感、疲れ、虚脱感といった症状が現れ、病院への搬送が必要となります。

高齢者の熱中症対策

高齢者は熱中症にかかりやすいことを踏まえ、日頃から対策することが重要です。

気温と湿度を測る

暑さを感じにくい高齢者にとって、気温・湿度計は欠かせない熱中症予防ツールです。気温や湿度の状況を知ることで、水分補給やエアコン利用など身を守るための行動ができます。

こまめに水分補給・必要に応じて塩分も

のどが渇いていなくても水を飲んで水分を補うのが理想です。

1日の水分摂取の目安は一般的に、食事以外に1日当たり1.2リットルといわれます。コップ約6杯分の水量です。1時間ごとにコップ1杯の水を摂取し、入浴前後や起床後などはとくに意識して補給しましょう。大量に汗をかいたときは塩分摂取も忘れてはいけません。

出典:健康のために水を飲もう口座~からだと水の関係~|厚生労働省

1日1回の運動習慣

熱中症予防には運動も大切です。日常的に運動習慣がある高齢者は、体力レベルも若者と同等なばかりか、若者に劣らない暑さに対する耐性があるそうです。また、運動直後30分以内に糖質とたんぱく質を含む食品を摂取すると、血液量の増加が促されて熱を体の外に排出しやすくなることも近年の研究でわかっています。このように運動には体温調節機能を改善させる効果があるのです。軽い筋トレやウォーキングなど、1日1回は運動をする習慣を持って体力づくりに励みましょう。

出典:高齢者と子どもの注意事項

外出時は涼しい服装を心がける

外出時は汗をかきやすく、水分を急速に失うことがあります。強い日差しやコンクリート熱などは体への負荷があり、体温も上がりやすくなります。気温が高い日の外出はとくに涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用しましょう。

エアコンを活用する

熱中症によって屋内で亡くなった高齢者の約9割はエアコンを使用していなかったとのことです(令和3年度東京23区内)。電気代も気になりますが、治療・通院の費用のほうが高くつくことも。理想の室温といわれる28度の状態をキープできるよう冷房や扇風機などを活用しましょう。

出典:高齢者のための熱中症対策

暑いときはマスクを外す

気温や室温、体温が上がってもマスクをしていると危険です。マスクは暑いときは外すようにしましょう。激しい運動のなかでの着用も危険ですので避けてください。

熱中症対策は本人任せにしない

上記でご紹介した熱中症対策は本人でもできることですが、家族や近くの人がリードするのが理想です。とくに水分補給や室内の温度調節を本人任せにするのは危険なので、周りの人が気にかけて体調や状況を把握するようにしましょう。離れて暮らしている場合は、身近な人や親しい人に協力を得られないか相談してみましょう。スマートフォンやスマートウォッチのアプリには水分補給を促してくれるものもありますので、設定し、活用できるようにすることも良いでしょう。

高齢者の熱中症対策にCSPの見守りハピネスを

高齢者の熱中症対策は、周囲のサポートがあるほうが有効で安心です。ただ、家族の目が届く状況にない方もいます。離れて暮らしている関係で家族の世話ができない場合は介護サービスや見守りサービスを利用する方法があります。

CSPが提供するシニア向けの『見守りハピネス』は、常時見守りと自動通報が可能なサービスです。体調に異変が起きたり、倒れたりした場合にはCSPのパトロール員が駆けつけ救急車を手配するなど適切に対処します。熱中症のような不測の事態にも迅速に対応して安全確保と人命救助につなげます。

高齢者の生活反応を把握できるサービス

CSPの見守りハピネスには、自宅に設置したセンサーが利用者の生活反応を確認・把握するライフリズムサービスがあります。これは、倒れてしまった場合など、一定時間反応しない場合に生活反応が確認できないとみなし、CSPへ自動通報されるサービスです。

見守りハピネスにはそのほか、急な体調不良に襲われたときや転んでケガをしたときなどにボタンを押して知らせる「緊急通報サービス」もあります。室内に設置された見守りコントローラーを通してCSPのスタッフと通話も可能です。体調が優れず不安で相談したい場合でもご利用いただけます。

高齢者の熱中症対策において、サポートする体制があるかないかは大きな違いです。見守りハピネスのような24時間安否を確認できるシステムといざというとき駆けつけるサービスがあると、被害を最小に抑えることができます。大切な家族を支えるサービスが欲しい場合にこの見守りハピネスをご利用ください。

まとめ

暑さを自覚しにくく体温調節機能も弱い高齢者は、熱中症にかかりやすく、重症化のリスクも高いです。口内や皮膚が乾燥していないか、食欲がちゃんとあるか、元気かどうか、体温は異常に上がっていないかが熱中症を見分けるポイントですので、近くの人が気にかけて必要に応じて水分補給を促したりエアコンの温度を調節したりといった対応をしてください。

高齢者の熱中症予防対策では周りのサポートも欠かせません。CSPにはシニアの方の体調を常時把握して問題が起きたときは駆けつける見守りハピネスがあります。離れて暮らすご家族の熱中症対策としてもお使いいただけますのでぜひご活用ください。

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