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今月の名言 (第二回)

 

 

 技を活かす精神性を重視

 

 練習の成果が問われる大事な試合に臨むとき。入試や資格検定など人生を左右する試験を受けるとき。大勢の前で重要な企画をプレゼンするとき好きな人に告白するとき──

 ここぞという真剣勝負の場面で、舞い上がりそうな心を抑えるために「平常心」という言葉を胸に唱えたこと、あなたも経験があるのではないでしょうか。

 上に掲げた名言を残したのは、文字通り“真剣勝負”の世界で生きた剣豪、柳生宗矩(むねのり)

 新陰流という剣術の流派を継承する柳生一族の武士で、徳川家康に仕え、江戸幕府が開かれてからは二代秀忠、三代家光と将軍家の兵法指南役として活躍。特に家光からの信頼は厚く、後に一万石を超える大名にまで立身した人物です。
 その宗矩が柳生家の剣術の奥義をまとめた『兵法家伝書』に、この名言は書かれています。

 平常心という言葉はもともと「びょうじょうしん」と読む仏教用語。宗矩は沢庵(たくあん)という禅僧との交友から、「剣禅一如」=剣の道と禅は同じであるとの考えに至り、剣の技だけでなく精神性に重きを置きました。 
 名人とは、技が優れた人のこと。普通はそう単純に思いがちですが、どんなに優れた技を身につけても、それを発揮できなければ意味がありません。実力の発揮を妨げるのは、「勝とう」「上手くやろう」という気負い。そうした心の迷いを払い、「何もなす事なき常の心」=平常心で事を行えるのが、名人の名人たるゆえん

 つまり、どんな場面でも平常心で対処できるような精神力を鍛えることこそが大事だと教えているのです。

        

救急車が来るまでの8分間に…

  

 宗矩が生きた戦国乱世〜江戸初期に比べれば、現代ははるかに平和な時代。真剣を手に斬り合う場面なんてもちろんありませんが、それでも、平常心をもって事をなす、という心構えが重要であることには、変わりありません。
 たとえばあなたは、目の前で突然人が倒れたら、冷静に対応できますか? 


 そうした事態に備えて、近年心肺蘇生の応急処置を行うAED(自動体外式除細動器)の設置が進められています。しかし、せっかくAEDがあっても、そばにいる人が慌てて平常心を失っては、適切な処置もできなくなってしまうでしょう。

 心肺停止の場合、迅速な応急処置がその後の救命に大きく関わります

 日本では119番通報から救急車到着まで平均約8分かかると言われていますが、消防庁によれば、心臓と呼吸が停止してから8分後の段階で命が助かる可能性は、救急車到着まで何もしなかった場合は約10%であるのに対し、応急処置をした場合は約20%と、顕著な違いが見られます。



 AEDは、音声ガイドに従って操作すれば誰でも使える仕組みになっています。ただ、平常心を保つには日頃の鍛錬が必要なように、AEDの使用法に関しても、各消防署などが実施している講習会で学んでおくことも大切。誰もが“平常心をもってAEDを使える名人”を目指したいですね。

 CSPでもAEDの提供を行っております。 詳細はこちらからご覧ください。↓